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行動経済学 ~経済は感情で動いている その2

自然現象。

つまり、自然の中に存在する法則って、実は人の心にも同じような法則があるのではないでしょうか。

例えば慣性の法則。

これは物が力を加えられない場合その場所に留まろうとする法則ですが、人の心にも影響してたりします。

例えば自分自身の心に殆ど変化が無い状態で周りの状況が急変した場合、殆どの人が混乱して『元の状態』に戻りたいと思う人が多いはずです。

また、自分の選択によって急激な変化が訪れるかもしれない可能性がある場合、より変化が少ない選択肢を選んでしまう人が多いと思います。

この状態って、人の心が周りの急激な変化に流されるのを嫌って、その場に留まろうとしてる『慣性の法則』に当てはまってません?


前回の日記で紹介した『行動経済学』の本で、これに関する実験とその結果が書かれていました。

実験としては



あるグループに3ドル相当のチョコレートを渡す。

別のグループには、3ドルをそのまま渡す。

全員に渡し終わったところで手持ちの3ドルまたはチョコレートを、交換所で交換できることを伝えます。

同じ価値があるチョコと3ドルを、どれぐらいの割合の人が交換するのでしょうか?




結果としては、殆どの人が交換をしませんでした。

なぜ交換しなかったのでしょうか?

この実験は実験の対象者に、チョコか金のどちらかを選ばせたわけでは有りません。

お金が欲しかった人の殆どがたまたまお金を手渡され、チョコが欲しかった人の殆どがたまたまチョコを手渡されたからでしょうか?


この実験は、複数回をかなりの人数を使って行ったにもかかわらず、実験結果に変化は無かったみたいです。

たまたまその人が欲している方を手渡されたと考えるのは、ちょっと考えづらいと思います。。。


ではなぜこんな実験結果になったのか?

この本では、『人の心に、現状を変えたくないという慣性の法則が働いたからなのでは?』という結論になりました。


この実験は結構単純な実験なのですが、これと同じようなシチュエーションはよく経験すると思います。

例えば、掃除のとき。

明らかに使っていない物で、これから先もおそらく使わないであろう物でも捨てられない。。

思い出の品ならまだしも、衝動買いしてそのまま押入れなどに入れっぱなしにしていて、大掃除の時にたまたま出てきたものでも捨てられない。。。


これは、情が移ってるから捨てられないのでしょうか?

おそらく違います。

現状を変えたくないから捨てられないのです。


心にも慣性の法則というものが働いているらしいという事はわかったわけですが、では「そういう法則が有るんだ~」と言う事で放って置いていいのでしょうか?

人の心というのは感動したりショックを受けたり、何らかの形で動かなければ成長しません。

動かなければ成長はしないのですが、人は周りの急激な変化を嫌い、今現在の安定した生活を送りたいと思うわけです。

このままでは人は成長することはありません。


では、このままでいいのでしょうか??

そういう法則があるんだから仕方が無いと諦めるしか無いのでしょうか?

そんなことは無いと思います。


仕組みを理解することによって、解決方法が見つかることもあります。


この『心の慣性の法則』の場合の解決方法を、少し考えてみようと思います。

慣性の法則というのは

『静止している質点は、力を加えられない限り、静止を続ける。運動している質点は、力を加えられない限り、等速直線運動を続ける。』

という事らしいです。

つまり、心が静止している状態で周りに急激な変化が起こった場合、その状態について行けないと言う事です。


ではどうすればいいのでしょうか?


心を絶えず動かせる状態に準備しておくことが必要なのでしょう。

物というのは重ければ重いほど、その場に留まろうとする力が強いものです。

心を絶えず動かせる状態にするためには、心を軽くする必要が出てきます。

軽くするというのは、軽い人間になれということではありませんよwww


ここら辺からは、僕自身もまだ答えを出せていない状態ですが、とりあえず答えが出てる部分だけでも書いてみようと思います。


心を軽い状態に保つということは、周りに関心を持つということだと思います。

周りの出来事や人たちに関心を持つことによって、現状がある程度正しく認識できるようになります。

あらゆることに関して無関心でいると現状がわからず、結果的に考え方が独りよがりになりがちになってしまいます。


現状がある程度正しく認識できるということは、自分の行動や人の行動が、現状にどういった刺激を与えてどういう風に変化していくのかをシュミレーションすることが出来、何パターンかの答えを自分なりに出すことが出来ます。

後は、その答えに対してどう対応するのかを考えておけば、現状に急激な変化が起こったとしても、心にゆとりを持つこともできるでしょう。

シュミレーションで考え出す結果としては自分の理想的なパターンとは別に、最悪シナリオを考えておく必要があります。


最悪シナリオを今の自分の能力で乗り切ることが出来るなら、それを乗り切った後の展開を考える必要もあるでしょうし、乗り切る能力が無い場合、その能力を手に入れるための行動の動機付けにもなります。


簡単にまとめると

何も考えずに日常を過ごしていると、いざというときに対応できないどころか人としても成長できないということですよ。

あぁ。。。

耳が痛い。。。。


こんなことを書いてる自分が、全く実践できていない


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