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情報の拡散と文化の均一化…からの個性の誕生 (後編 2/2)

本当は、前後編の2回ぐらいで終了する予定でしたが、文章の構築が下手過ぎて、無駄に長くなってしまいました。
今回でやっとこの投稿も終わります。
過去3回の続きとなっていますので、まだ読まれてない方は、そちらからどうぞ。

情報の拡散と文化の均一化…からの個性の誕生(前編)
情報の拡散と文化の均一化…からの個性の誕生(中編)
情報の拡散と文化の均一化…からの個性の誕生 (後編 1/2)

情報が氾濫しているにもかかわらず、文化が均一化せずにより個性を強めている原因について。
理由は主に2つ。
これは前回までにも書いてきましたが、一つ目は、人は社会生活の中で暮らす生物であること。
そして二つ目は、情報の一方通行から双方向への変化と匿名性

まずは1つ目。
人は一人では生きていくことが出来ない生物である為、その社会から弾き出される様な行動は起こしにくい。
その為、自分に特殊な趣味や趣向があったとしても、それを人に伝えようとはしない。
しかし、何らかの切っ掛けで一度理解が深まり、自分をさらけ出すことが出来て本心が受け入れられれば、秘密を共有した人間関係内だけで特定のコミュニケーションを取るようになります。

2つ目の、情報の一方通行から双方向への変化と匿名性について。
昔は、一部の限定された人以外には一方的な情報しか得る手段がありませんでした。
テレビ・雑誌・新聞・ラジオ等は勿論、自分から知識を求めて本屋に行ったとしても、本からは一方的な知識しか手に入りませんでした。
しかし今現在は、自分の思ったことをブログやTwitter等のSNSに、自分を晒さず匿名で投稿することが出来ますし、それらの投稿に対してリアクションを取ることも可能です。
つまり、情報が一方通行から双方向へと変化してきたわけです。


この2つの要因を組み合わせてみましょう。
人は自分の社会的な立場を守る為、心の深い部分を簡単にさらけ出すような事は行いません。
その為、知り合った人間にどこまで本性を晒け出すかということを計算しながら生きています。
しかしネットの発達により、不特定多数の人間に匿名で自分の本性を晒け出す事が、そして他にも同じような思考の人がいないか検索する事が可能となる。
これにより、他人には言えなかった価値観を共有できる人間と容易に繋がる事が可能となりました。

人は一人では無理でも、仲間がいれば行動を起こせます。
そして仲間がいれば、その仲間内で社会を作り出すことが出来ます。
しかしその仲間や創りだした社会は、人には言えない価値観を共有するもの。
積極に的他の文化と交わろうとはしません。


そもそも、効率化出来ない文化が混ざり合う必要性はありません。
今まで趣味であるとか思想といった類のものが混ざり合って均一化しているように見えたのは、単純に他の人が何を考えているか解らないから、敢えて主張していなかっただけです。

例えば、よく知らない人間間で、『好きなタイプの異性は?』といった当り障りのない会話をしたとします。
大抵は、優しい・たくましい等の抽象的な答えや芸能人の名前などを出すでしょう。
ここで自分の意中の人物を発表する人は少ないでしょうし、自分のマニアックな性癖を受け入れてくれる人だと主張し、いかに自分がマニアックな趣味を持っているかを説明する人は更に少ないでしょう。

しかし、もし話している人達が、マニアックな価値観を共有する場で知り合った人達だったらどうでしょう。
価値観を共有するという最初のハードルは超えているわけですから、自分がどんな価値観を持っているかを雄弁に語れるでしょう。
そしてその集団の中では様々な意見が出て白熱した議論が行われたとしても、その議論の内容を集団外で話すことはない。


この例でいえば、『好きなタイプの異性は?』と聞かれた時に出る抽象的な意見や芸能人の名前は建前。
その建前の集合体が、一般的に認識されている世間の価値観といったものんでしょう。
人々は、普段の生活を送っている社会から弾き出されない様に、世間の価値観を取り入れて建前を作ります。
浅い人間関係では建前しか語られる事はないので、一見すると世間の価値観が均一化しているようにみえるが、冷静に考えれば、この世間の価値観というものには本音が反映されていない。
本音は絶えず秘密のベールの向こう側です。

つまり、価値観が均一化されたと思っていただけで、本音の部分では価値観の共有は行われていなかったのです。
しかし、情報技術が発達したことで、表向きの建前は守りつつ、匿名で本音の部分を共有できるようになった。
結果として、様々な価値観を基礎とした文化が乱立し始めたのではないでしょうか。

これから先、技術は更に進化して、より複雑な文化が生まれてくると思われます。
どんな価値観が生まれるか、非常に楽しみですね。
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