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【本の紹介】 京大芸人式日本史

今回は、かなり久しぶりとなっている書籍紹介です。
紹介する本は京大芸人式日本史
日本史を一つのストーリーとして読めるという噂の本を読んでみました。




この本を知ったのは、私が日頃観ているワイドショーの【ちちんぷいぷい】で、著者のロザンが紹介していたからです。
そこで出たキャッチコピー『日本史を物語の様に読めば忘れない』という部分にやられてしまい、購入しました。
一つのストーリーとして読む事で、全ての出来事が関連付けされて忘れにくくなる。
流石、高学歴芸人、説得力があるなと思い購入したわけですが…

正直いうと、看板に偽りありといった内容でした。
まずどの部分が偽りありだと思ったかというと、『物語のように読めば』という部分です。
つまり、最初の前提が狂ってしまったわけです。

ここまで読んで誤解してほしくないのですが、今回はdisる事が目的で書いているわけではありません。
商品に対してネガティブな事を書くことからは卒業したので、私はここ最近、進められるコンテンツしか投稿しておりません。
にもかかわらずこうして書いているという事は、『紹介しても良い』と思えたからです。

本の内容ですが、『物語のように読む』と聞くと、日本の歴史自体を一つの物語として解りやすく説明してある本だと思う人も多いと思います。
私は実際にそう思って購入したわけですが、日本史の大きな出来事を解りやすく紹介するという点では間違っていませんが、物語ではありません。
コントです。

本の簡単な流れですが、ロザンという漫才コンビの京大出身ではない方の菅さんが、タイムマシンに乗って縄文時代に出発します。
そこで、縄文式土器に初めて縄でも用途付けた人にであって…コントします。
次は弥生時代。飛鳥時代。平安時代。といった具合に、それぞれの時代にタイムマシンで飛び、有名人と出会ってコントをしていきます。
そんな感じの流れが近代まで続き、近代になると福沢諭吉等の有名人を集めて、相方の宇治原さんも参加するクイズ大会に移行。。
これが全体としての流れです。

それぞれのコントやクイズは、当然ですが歴史に関連した内容。
史実を、出来るだけ難しい言葉を使わずに分かりやすい感じで組み込んでいる感じですね。

この内容を読んで、最初こそ『騙された!』といった感情が少し湧きましたが、よく考えればしかたのない事なのかもしれません。
というのも、縄文・弥生等の古代は、歴史が長い割には歴史を解明する為の情報量が少な過ぎる。
その一方で、近代に近づくと記録されたものが数多くあるので、情報量が多すぎる。
この様な情報量に差があるものを、一つのストーリーとして組み上げるのは、かなり無理がありますよね。

結果として、時代ごとに代表となる様な大きな出来事が起こった現場に行って、コントするといった内容に。
そして明治以降の近代になると、情報量が多すぎる為、その情報を出来るだけ短い文で連続して紹介する為に、クイズという形式をとったのでしょう。

こうして出来上がった本を読むと、文字も大きく、上下左右に空白部分が多く、1ページの中にある文字数は少ないにもかかわらず、日本史のザッとした事が200ページぐらいにまとめられている。
1ページの文字数が少ない為、普段本を読まない人でも取っ付き易い仕上がりとなっています。
本は、画像の様に眺めていれば進んでいくものではなく、読み進めなければならない為、時には書いてある内容よりも最後まで読ますことの方が重要だったりします。
どれだけ良いことが書いてあっても、途中で投げ出してしまえば意味はありませんからね。

この本は、歴史好きの人をターゲットにしているわけではありません。
私の様に、興味はあるけど勉強は嫌いという人の為の入門書という位置付けで書かれた本です。
そういった意味では、山川のもう一度読む教科書を前半部分で投げ出してしまった私が、この本は1日で読めたので、製作者の目論見としては成功している本ですね。
ただ、情報量そのものは決して多いとはいえないので、ここで少し知識をつけて、その後、もう少し詳しく書かれている本を読んでグレードアップしていくというのが、正しい使い方だと思います。

簡単に表現すると、入門書を読む為の入門書って感じですね。
私の様に歴史に興味はあるけど、勉強は嫌いで本を読むのも嫌いという人は、この本からチャレンジしてみるのもいいかも知れませんね。

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