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再分配不足によるデフレ 中編

前回からの続きです。
前回を お読みでない方は、こちらからどうぞ。
再分配不足によるデフレ 前編

今回は、適切な再分配はどういうものなのかを、少し具体的に書いていこうと思います。
前回にも少し書きましたが、経済停滞の主な要因は、適切な再分配が行われていない事です。
資本主義は成長し続けることで維持できるシステムで、その成長の為に、企業は生産性を向上させて来ました。
しかしこの行動は、資本主義の成長期の時は良かったのですが、成熟期を迎えた今では、その行動が足を引っ張ってしまう状況になってしまっています。

つまり、成長度合い変化より、求められている再分配の質も変化したのですが、その変化に対応出来ていない事が主な要因となってしまっているのです。


もう少し、具体的に書いていきます。
経済の黎明期や成長期は、そもそも物資やインフラがありません。
人々はより良い暮らしを求めて行動する為、物は飛ぶように売れますし、インフラ整備という名の公共事業も積極的に行われるように成ります。
交通インフラや情報インフラが整備されると、物流がより発達し、更に経済活動が活発に行われる様になります。

この様な初期段階では、やらなければ成らない事が山積みになっている為、労働力不足に陥り、労働者の賃金はドンドン上昇していきます。
技術発展による解雇も存在しますが、労働需給が逼迫している為、次の仕事がすぐに見つかります。
この環境下では、労働者を獲得・確保する事が重要になる為、その手段として労働者に対する待遇改善も行われます。
これにより、労働者は消費活動を行い易い状態になり、積極的に経済活動に参加するように成ります。

金融市場も同じで、やるべきことが山積みの状態では、借り入れ需要が増大します。
簡単に表現すれば、儲けられるチャンスが沢山あるので、手元に資金がなかったとしても、銀行から借りて事業を起こしたり設備投資をする人が沢山出てくるってことです。
この様な状況では、儲かっている企業が銀行に現金を溜め込んでいたとしても、その現金は銀行を通して他の投資家に流れて投資される為、お金の流れが滞ることがありません。

経済は何もしなくても勝手に成長していきます。
政府や中央銀行が気にしなければならない事は、行き過ぎたインフレだけなので、その部分を監視だけしていれば良かったわけです。


しかし、この様な成長期も、未来永劫続くことはありません。
動物でも植物でも、森林という自然現象ですら成長期は一時的で、その後に成熟期がやってきます。

今の先進国の経済は、成長期を卒業して成熟期に入っている状態です。
当然、経済の前提も変わってきます。

成熟期の先進国では、物が溢れてしまっている為、需給関係から物の価値が下落している状態です。
当然、インフラ整備も行き届いている為、効果的な公共事業を行なうことも出来ません。
既に物が大量にあるので、設備投資をする必要が有りませんし、新規事業も起こりにくい為、銀行への資金需要も低下します。
この状況では、一部の企業が銀行に資金を溜め込んだ場合、借り手が存在しないため、そのお金は市場に流れることがなく、お金の流れが停滞します。

これらの出来事に関係なく、既存の企業は、技術革新による効率化で人出が要らなくなるわけですから、不要な人員は解雇していきます。
経済成長期は、新規事業が受け皿になっていましたが、その部分が減少している成熟期の場合は受けきれず、多くの人が溢れ出ることに成ります。
こうなると、企業の求人に対して労働者が多くなる為、需給関係から労働賃金は引き下がっていきます。
一部の経済評論家と自称している人は、『アベノミクス以降の失業率は低下しているじゃないか!』と主張していますが、正社員をクビになって派遣に移行しているだけです。
要は、労働市場で人材の買い叩きが起こっているだけです。

これが、俗にいうデフレという現象です。


…と、今回で終わらせる気満々だったのですが、文章を上手くまとめる能力が低すぎて、まとめきれませんでした。
という事で、肝心の結論の解説部分は次回ということにします。
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