FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

マイルドヤンキーとは何なのか

ここ最近、【マイルドヤンキー】という言葉をよく耳にする様になりました。
この言葉の意味としては、地元意識が強く、仲間との繋がりを重視し、飲食店等は友達や知り合いが経営している店をよく利用する。
基本的に定収入で、親との同居や老後の世話をすることにも抵抗が少なく、地域に根ざした生活を送っている。
週末等の休みの日は、郊外の大型ショッピングセンター等で時間を潰し、消費は出来るだけ減らすが、こだわりを持っている部分に関しては、それなりに消費活動を行う人の様です。
この言葉の生みの親曰く、今後の日本で、消費の主役に成りうる層らしいです。

今回は、このマイルドヤンキーについて考えていこうと思います。
この言葉は、広告会社の人が考えたキャッチコピーです。
マイルドヤンキーという言葉を生み出した人が出演されていた映像を見ましたが、広告会社の人らしく、この層に受け入れられる商品やサービスを作り出すことが企業にとってはチャンスに成る。
東京の大手企業で働いているマーケティング担当の方は、この層が存在することも知らないし、この層に対する営業も行ってこなかった。
その為、手付かずの市場となっているので、今こそマイルドヤンキーに注目し、その層に向けた商売を考えるべきと仰ってましたけども。。
実際はどうなんでしょうね。

この方は、ネーミングセンスはあるんだろうし、実際にそのキャッチーな言葉は世間でウケたわけですけども、私自身は、この方はその層のことを余り理解していないような印象も受けます。
いや、広告代理店という職場だからこそ、そこに市場があると職業柄言わなければ成らなかったのかもしれませんけども。

私が考えるマイルドヤンキーという層の方々は、単純に、低収入である状態を合理的に生きようとしている人達だと思います。

日本に限らず、資本主義社会では、所得が二極化していきます。
先日発表された分かり易い例でいうと、日産のゴーン社長の年収が9億円オーバーなのに対し、日産で実際に手や足を動かして働いているブルーカラーの給料は、その400分の一だったりするわけです。。
実際にゴーン社長がブルーカラー層の400倍以上の能力が有り、400倍以上働いているのであれば問題はないのですが、実際には製造・経営という職種が違うだけで、400倍働いているわけでも能力が有る訳ではありません。
しかし現実社会で、実際に構造がピラミッドになっている以上、今の社会では2極化してしまうのは、ある程度仕方のない事なのかもしれませんけども。

ただ2極化した場合、一人で数億稼ぐ人もいれば、その数十倍、数百倍、数千倍規模で、同じ様な時間で一年働いて200万円しか手にできない人も出てくるのも事実です。
そんな人達が、クルマ離れ・タバコ離れ・お酒離れ・マイホーム離れするのは当然のことで、価値観の変化ではなくて、ただ選択肢として存在しないだけの話です。

例えば車で考えてみましょう。
車を購入する場合、車の代金だけでは済みません。
ガレージ代、ガソリン代、車検代、保険料、メンテナンス費用と維持費がかなり掛かる為、ある程度の余裕が有るか、住んでいる地域的に買う必要に迫られる場合でしか購入しないのは当然のことです。
つまり、若者の価値観の変化から車を欲しがらないのではなく、車を購入して維持費を支払う余裕が無いだけだと思います。

特に今は、車はなくても生活は出来ますが、ネットや携帯がなければ生活に不自由を感じてしまう世の中です。
ただでさえ低所得なのに、ネットや携帯などの通信費を支払えば、可処分所得は更に減るわけですから、買うという選択肢が最初から思い浮かばなくても当然です。

アルコール離れや、呑みに行く人でも知人が経営する店に行くのも、同じような原理でしょう。
呑み屋を新たに開拓するというのは、結構な出費となります。
また、呑みに行く人ならわかると思うのですが、そこで開拓した店を【知っている店】としてキープする為には、一定期間ごとに訪問してお金を使うという行動を維持し続けなければなりません。
つまり、飲食店をキープしつつ新規開拓するというのは、かなりの日数とお金をつぎ込まないと、そもそも無理なんです。
それなら、知人がやっている馴染みの店を1軒に絞り、そこだけに通っていれば費用という面ではかなり抑えられる。

休日に郊外のショッピングモールに行くのも同じ理由でしょう。
ショッピングモールに行って、フードコートで昼ごはんを食べてた後、適当にブラブラして、帰りに晩御飯の食材などを購入して変えれば、そんなにお金を使わずに時間を潰すことが出来る。

つまり、マイルドヤンキーと呼ばれる層は、低賃金の中でやりくりし、数ある選択肢を絞り込むことで何とか生き抜いている人達なのではないでしょうか。

この方達も、車を購入したり、毎日の様に呑みにいったり、年に数回海外旅行が出来る所得が有るのであれば、恐らく選択肢としてそれらの行動も入れているでしょう。
しかし、実際には低所得で、尚且つ通信費等の固定費、資源価格上昇や円安からくる物価等のの上昇で可処分所得が減ることで、それらの行動を取ることが不可能に成った。
車を購入することで、年収の数十パーセントが吹っ飛ぶのであれば、趣味が車で、車をイジる事に価値を見いだせる人しか買わないのは当たり前でしょう。

結果として、本当に好きなことにのみお金を使い、それ以外のことに関しては選択肢から削り、質素な生活をするしか無くなった。
これが、マイルドヤンキーと呼ばれる層の正体なのではないでしょうか。

もしこの理屈が正しいとするのなら、広告代理店の方が力説するような市場はこの層には存在しない事になります。
最初の方にも『広告代理店という職場だからこそ、そこに市場があると職業柄言わなければ成らなかった』
と書きましたが、この言葉は、広告代理店が顧客企業からお金を吸い上げる為にカテゴライズし、名前をつけただけの言葉のような気がしますが、どうでしょうか。
関連記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://dorufurusu.blog33.fc2.com/tb.php/400-13f65568













上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。