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MMORPGからみるリアル経済 後編

前回の続きです。
今回は、MMORPGの説明から書いていきます。

MMORPGを簡単に説明すると、皆が同じゲームの世界に入るタイプのRPG(ロールプレイングゲーム)です。
RPGゲームあ、有名なタイトルでいうとドラゴンクエスト等を想像してもらえれば良いです。
ドラクエの場合は自分が主人公で、その他のキャラクターはゲーム制作側に予め設定されたキャラクターで、プログラム通りに動きます。
MMORPGの場合も、ゲーム制作側が設定したNPC(ノンプレイヤーキャラクター)と呼ばれるものは存在しますが、それ以外の街にいるキャラクターは、実際に他の人間が操作しているキャラクターなんです。

また村には、薬屋や武器屋なども存在しますが、それらで売られているアイテムは初心者を手助けする程度の低ランクのアイテムが殆どで、便利なアイテムや強い武器などは、村の外の敵を倒した際に低確率で落とす仕様となっています。
そして、それらのレアアイテムは、店を開くことでプレイヤーが自分たちで値段をつけて販売することが可能となります。
つまり、ある程度ゲームを進行していくと、アイテムの売買などは対人で行われるわけです。

では通貨はどうなっているのか。
これは多くのゲームと共通しているのですが、敵を倒すと一定確率でお金を得ることが可能となります。
MMORPGでの敵を倒す行為=狩りは、を現実社会に置き換えると、狩り=労働・生産と同じ様な行動といえますね。
また、狩りをした際に敵からダメージ等を受けた傷を治す為に薬を使ったりしますが、これは経費に当たります。
敵を倒した際に得たお金と、薬代を差し引いて、お金が残れば黒字、減れば赤字となります。


では、前回からのテーマに戻ります。
このゲームの世界と、現実社会での量的金融緩和に一体どのような関係性があるのか。
実はこのMMORPGの世界、常時量的金融緩和が行われている世界なんです。

単純に考えて貰えればわかるのですが、敵は無尽蔵に生成され、それらを倒すとお金がもらえるシステム。
敵を倒してレベルを上げることで、より先の難しいステージに進めたりするので、ゲーム内の住人は基本的に狩りをしています。
そして先程、赤字、黒字を説明しましたが、狩りが基本的に赤字なのであれば、ゲーム内からドンドンお金が減っていって通貨が流通しなくなるので、ゲームシステムとして破綻してしまいます。
その為、ほとんどのゲームでは、適正レベルの敵を狩ってさえいれば、黒字に成るように作られています。

ゲームを楽しんでいる人の殆どが狩りをし、その狩りは黒字となる。
つまり、常時ゲーム内通貨が発行され続けている、量的金融緩和状態になっているわけです。


さてさて、では、ゲーム内の物価はどうなうのでしょうか。
ゲーム内の通貨流通量が低いうちは、簡単に入手出来るアイテムはもちろん、入手確率がかなり低いレアアイテムでも、それなりに安い値段で流通しています。
しかし、時間が進むに連れてゲーム内通貨の量が増えると、プレイヤーが販売する物の価格は、グングン上昇していきます。
この価格の上昇は、貴重ではないアイテムにも当てはまります。
特にレアアイテム等の入手確率が低いアイテムの上昇幅は凄まじく、目に見えて価格が上昇していきます。

この現象を見ると、今の日銀の量的金融緩和政策は正しいように思えます。
でも、面白いのはここからなんですよね。
更に時間が進み、大量のゲーム内通貨やアイテムが供給されるとどうなるのか。
ゲーム内通貨が必要以上に供給されることによって、絶対数の少ないレアアイテムの価格はうなぎ登りに上昇していき、取引できる上限で張り付くほど高値で取引されるようになります。
しかしその一方で、比較的簡単に入手出来るアイテムは供給過剰状態になり、価格はほぼ上昇しない、もしくは物によっては値下がりする様になるんです。
つまり、物の価格の二極化が始まるんですよね。

これを現実社会に当てはめた場合、どうなるのか。
生産設備が過剰で供給過剰状態のものの価格は上昇せず、供給が限定されていて皆が欲しがっているような都心の一等地、業績の良い株、美術品、貴金属等の、ゲームでいうところのレアアイテムの価格だけが上昇していくこととなります。
量的金融緩和が行われ、【アベノミクス】という言葉がひとり歩きする事で、株価は短期的に大きな上昇をしましたし、都心部の土地価格も上昇しました。
これらの資産を多く持つ資産家にとっては、大きな利益を得ることが出来たわけです。

しかし、製品自体が過剰供給されていている業種の中小零細企業に働く多くの人はその様な資産を持っていません。
また、これらの業種で働く人達の給料が物価上昇率以上に上昇する事も考え辛い状態で、尚且つ、供給過剰によって給料は下がることもあります。

量的金融緩和の結果として起こるのは、富める者はより豊かに、持たざるものはより苦しくなる、二極化です。

では何故、この様な政策が支持されているように報道されているのか。
邪推をすれば、ニュースを流す側にとっては、この方が都合が良いからとも考えられます。
マスコミのスポンサーは、多くの資産を持つ企業や団体ですしね。

ちょっと、話が脱線してしまいましたね。
上手くまとめられませんでしたが、今日はこの辺で。
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