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リアル経済と仮想経済 その4

前回

物価という物は、人間が手を加えなくてもある程度安定したところで推移するという事を書きましたね。

この現象は、【神の見えざる手】と例えられる事もある程、不思議なバランスを取るんですよね。

話はそれますが、『神が計算したんじゃない?』って現象は、世の中に結構良くあるようです。

例えを出すと

物体はどの重さの物でも、同じ速度で落下するという法則がありますよね。

ピサの斜塔から、鉄の玉と木の玉を落下させるという実験で有名ですよね。

でも、普通に考えるとおかしいですよね。

重いということは、それだけ強い力で地球に引っ張られているわけです。

軽いのはその逆。

なら、強い力で引っ張られている【重い物】の方が早く落ちそうな気がしませんか?

でも、同じ速度で落ちるんです。

何故かを書くと

物体にはその場で安定しようとする力が働いていて、その力は重ければ重いほど強いものとなるんです。

例えば、宇宙船に乗って無重力状態の所まで行きます。

無重力の状態で、100キロのダンベルを動かす事が出来るでしょうか?

実際には、動かせないです。

もし、無重力状態だからといって、どんな重いものでも、風船の様に扱えるのであれば

宇宙飛行士は、ビーチボールを手で弾くように、宇宙に浮かんでいる月も動かせる事になっちゃいますよね。

で、【違った重さのものでも同じ速度で落下する】という話に戻すと

重いものは、強い力で地球に引っ張られているけど、強い力でその場で安定しようとしている為

その力を差し引きした力でしか、地球側に引っ張られない。

一方、軽い物質は、弱い力で地球に引っ張られているのだけれど、その場に固定しようとする力も弱い為

重いものに比べて地球側に引っ張られる力が減少しにくい。

質量が大きければ大きいほど、強い力で固定され、質量が増えて重力の影響を大きく受けるようになっても、固定されている力で相殺される

結局、どの質量のものでも同じ速度で落ちるという・・・

前提として、空気抵抗を受けない真空状態という条件付だけど。


話を戻しましょう。

前回、ネットゲームの運営側は、インフレに対してそんなに対処しなくても、物価が安定したと書きましたよね。

でも、運営が行動を起こした事で、相場が大きく変動する事もあります。

例を出すと、【メイプルストーリー】に新職業が実装されました。

その職業はスキルレベルを上げるのに【マスタリーブック】というアイテムを使って成功しないと上げれません。

そのドロップは確立が非常に低かった上に、買い手が多かったので、物凄い金額で取引されていました。

そこで運営は、【マスタリーブック】のドロップ率を上方修正しました。

効果はかなり凄く、そのニュースが伝わった日に半額にまで下落。

元々1億で取引されていた【マスタリーブック】は、今では50万でも売れないところまで下落しました。


この例を見てもらえば分かると思いますが

運営側は、流通しているゲーム内通貨の量は変化させていません。

ただ、供給量を増やしただけなんです。

ゲーム内通貨が日々増えているという、経済ででいう金融緩和状態が続いているのにもかかわらず

供給量の変化で、物価が大きく変動したのです。


今のリアル社会を見てみましょう。

生産の機械化により、低コストで大量に物を造れるようになっている為

物の供給量は物凄いものになっています。

これだけ物が溢れているのに、物を製造する企業は、生産能力をまだ余らしている状態です。

この状態で、果たして物価は上がるのでしょうか?


         つづく


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