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リアル経済と仮想経済 その3

前回までで、バブル経済の話まで書きましたね。

ここら辺りから、現実世界と仮想世界の条件や、両者の管理者が取る行動も変わってきます。

前回ちょこっと書きましたが

現実世界では、バブルを壊す為の行動が行われました。

簡単に書くと、土地に資金が流入しすぎて土地価格の上昇が止まらなかったので

偉い人が銀行に対して『不動産購入用のお金は貸しちゃダメ!』と行動を制限したんですよ。

そうすると、土地を欲しい人は全額現金で買わなくちゃ駄目なので、買う人がかなり限られてきますよね。


本当に金持ちの一部の人しか買う事が出来ない。


その結果、需要が激減して不動産価格は急降下。

これがバブル崩壊ですね。

このバブル崩壊による土地の下落で、土地購入の為に借金をしていた人は、借入額から担保を差し引くと借入額の方が多くなっちゃった為、差額または全額の借金返済を求められた。

返せなくて、借り手が自己破産しちゃった場合、銀行は担保を受け取って、それを売っても貸出額に届かなくなり、大赤字。

銀行には、自己資本比率というものが有り、それが一定割合を下回ると銀行業務が出来なくなる。

つまり、廃業。

自己資本比率の割合は業務内容によって異なるが、国内営業のみであれば4%で、国際的な銀行になるためには8%必要。

銀行という業務は、自分のお金を貸して金利を取っているのではなく、他人の金を又貸しして差額の金利を取る商売なので

自己資本比率が4%の場合、銀行は持ってる資産の25倍までの預金しか集められないという事でして…

赤字を出した場合は、赤字額は自己資本から差し引かれるので、赤字額の25倍の預金を縮小しなくてはならない。

そのためには、貸し出しを回収して預金者に返さなくてはならず、新規の貸し出しを増やすなんて事は当然のことながら出来ない。

これが、巷で言われている【貸し剥がし】【貸し渋り】です。


この様にリアル経済では、バブルのガス抜きをうまくする事が出来ずに、物凄いダメージを追ってしまったわけですが

仮想世界では、バブルに対して全く違う行動?が取られました。


その対応とは!


放置。。。。

そう、運営はインフレを放置したんです。

前回までで述べたように、ネットゲームという物は、ゲーム内通貨は絶えず増え続ける構造にあります。

リアル社会の金融緩和状態ですね。

その状態にあるにもかかわらず

放置!

結果どうなったかというと、一定期間バブルが続いた後、何事も無かったようにバブルは収束し、平和な日常が戻ったんです。


何故か?

ゲーム内の事を例に挙げると

ある一部の職(今回は投げ賊)の装備品の値段が、普通にプレイしてても買えない状態の高値で安定してしまった場合

プレーヤーは『こんなに装備が高いんじゃ、いくら憧れの職業でも強くするの無理なんじゃね? 』

『ッてか、ここまでインフレなら、装備品が安い職を育てて強い装備品を持たせた方が強くなるんじゃ?』

という意見が出始め

また、各プレーヤーのブログなどで、そのアイテムを使った育成と使わなかった育成の差などが検証されたりするようになったりして

プレーヤーは他職に流れ始めます。



その一方で、一部アイテムだけが高騰している状態なら、かなりの労力が掛かるとしても、そのアイテムを手に入れて売り出せば儲かるんじゃ?

との思惑で、高騰していたアイテムが量産されるようになります。

またそのアイテムが、リアルマネーを使う事で簡単に手に入るのなら、仕事をしている人なら課金してアイテムを買って、他のプレーヤーに売ったりもします。



つまり、需要が減って供給量が増えるんです。

この状態になっても、一部アイテムを買い占めていた人は、値下がりを抑える為に買い向かうのでしょうが、資金にも限度があります。

そして、価格を高止まりさせたとしても、需要が減った商品は思ったように売れない。。


結果として、アイテムは普通の人でも頑張れば手が届く範囲で値下がりしたんです。

それも、急激にでは無く緩やかに。


当然、今回のリアル経済と仮想経済の比較には多少無理はあります。

仮想経済であるネットゲームには、借金という物が無いので、貸し剥がしや貸し渋りも存在しませんし

いくらお金を稼いだとしても所詮はゲーム内通貨であり、実際のお金ほど必死になって増やそうと思っている人も少ない。


しかし、今回取り上げたバブルに対する対処【放置】は、愚策でもなんでもないんです。

マーケットメカニズムといって、経済で起こった事に対して人が手を加えなくても、市場が勝手に適正価格に戻すという考え方が経済学にはあるんです。



一握りの頭が賢いと思っている人が全体のことを考えてコントロールしようと思うよりも、自然に任せたほうが良い事もあるって事です。


                づつく

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