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【株式】アリランドリバーサル形成っぽい?

週末の日経平均ですが、水曜日のNYのADP雇用統計が、予想よりも悪い結果だったにも関わらず、さほど下げずに終了ということで、それを受けて、木曜日は落ち着いた雰囲気で終了。
その日のNYの株式市場が、政府発表の雇用統計の発表を待たずに上昇したことで、弱気の動きに若干変化が起こったのか、金曜日は窓を空けて始まり、その後も上昇して陽線引け。
ここ最近のパニック的な下げ相場も、ようやく落ち着きを見せてきた感じです。
チャートの形的には、窓を空けて下げてからもみ合い、そして窓を空けての上昇ということで、日足でアイランドリバーサルっぽい形を形成しました。
このまま上昇してくれるなら、2月4日の安値が当面の安値になりそうな雰囲気ですね。


今回の下げですが、下げ止まったのが春闘の直前ということで、一瞬、ベースアップをしたくない経営陣が、パニック相場を演出して交渉を有利に進めようとしているのかなといった陰謀論的な考えが頭をよぎりましたが、よくよく考えたら、社員の給料を数%挙げるかどうかを検討するために、そんなに危ない橋は渡りませんよね。
それにしても日経ですが、下げる時は率先して下げるのに、上がるときなNYの顔色をうかがいながら上昇するというのが、なんだかなぁ~って感じですね。
さて、これからの値動きをみるために、チャートを見てみましょう。

日経平均
20140207.jpg

TOPIX
t20140207.jpg



今回の下げは、スピードがかなり早かった為、戻るときも急速に戻る可能性があります。
というか、春までに年初の高値を取り、更に上を目指す様な動きをする場合、急速に戻さないと心理的に無理そう。
もし、もたついて上値の重さを意識するような動きになった場合、2ヶ月ほどかけて前回高値付近までの上昇し、そこで上値が抑えられる可能性が高くなりそうです。

というのも株の値動きには、今まで支持線として働いていた線をブレイクすると、そのラインが抵抗ラインになる可能性が大きくなる特徴があります。
あくまでも可能性が高いだけで、多額の資金が流れ込んできたり、突発的な材料などが出てくると、そのラインは意識されずに抜けるんですけどね。
細かく見るといろんなラインがあるそうですが、大きく見ると今まで支持線とされていたのは赤いラインの2本だと思われます。
水平に近いラインの方は、11月に上抜けるまでの間に上値抵抗線になっていただけで下値支持ラインにはならずに下抜けしたのですが、このラインも上値抵抗線になる可能性は高いです。
前回の下げは、このラインを突破してから下げ幅が大きく早くなっている為、恐らくこのラインまでで買いを入れて含み損を抱えている人が多いと思われます。
ですので、そのラインまで上昇した場合、含み損から開放された人達がやれやれの売りを出してくる可能性がかなり高いです。
上昇するためには、その売りを吸収しながら買い上がる必要が有るため、結構時間を要する可能性が高くなりますね。
その為、上昇するのであれば一気に高値を狙いに行き、売る気を削ぐような値動きにならない限り無理だと思われます。

市場関係者の意見を聞くと、上値を抑えられながら徐々に上がる場合、4~5月ぐらいまで上昇し、前回高値付近で止まると考えている人が多いようです。
理由は、毎年5~6月頃から市場に流入する資金が減るため、相場を押し上げる圧力が弱まり、横這い、もしくは下がる傾向にあるのと、日本に限っては、4月からの消費税増税の行方を見守りたいとの考えから手控えムードになる可能性が高いからでしょう。
また今年は、去年の様な大相場になる可能性が低いというのも関係しているかもしれません。
5月ぐらいに年初の高値と並ぶか、近いところで今年の高値をつけて下落した場合、来期以降の業績が余程良くない限り、上値は限定されるのですが、今年の相場は、去年の増益率を継続して出すことは難しい環境となってます。

去年の相場は、一気に円安が進んだことによる為替効果による増益等で企業業績が一気に回復しました。
代表的なトヨタは、為替効果だけで8千億だか9千億円の増益要因となっています。
しかし今年は、去年程の円安にはならないと思われます。
理由は、日本は貿易赤字石になったからです。
原発停止以降、年4兆円の赤字が増えていますが、それだけでなく、建設用資材等の輸入などでも赤字が増え、投資などを合算した経常収支までも赤字になってます。
この貿易赤字・経常赤字は、実需では円安材料となるのですが…
この状態では、円安に成れば成る程、輸入物価が上昇して赤字が増えていきますので、日本経済にとって必ずしもプラスとはいえなくなります。
過度の円安は輸入インフレを招きますし、この物価上昇は給料の上昇を伴わない為、単純に可処分所得の現象になり、消費に開く影響を与える可能性が出てきます。
そのラインがどの辺りなのかは、具体的な数値は分かりませんが、110円を大きく超えてくると厳しくなるという市場関係者もいます。
今までは政府が円安を後押しするような発言などをして誘導してましたが、そのラインを超えると警戒するような発言が出る可能性があります。

為替効果が期待できない場合、収益を増やすためには、それ以外の営業努力が必要になってきますが、その営業努力では大幅な利益増加は、一部業界を除いて難しいと思われます。
日経平均の今期EPSが1,000円で来期予想が1,100円なので、前回高値のPER16倍まで買われたとして17,600円。
もし消費税増税が予想外に消費を増やしたり、なんらかの金融危機懸念で、来期業績に疑問が出てくると、ここまで上がらない可能性もありますね。

また、アノマリーとして、1月株安なら、その年は陰線引けし易い。
為替の方も、1月円高なら、年末は円高で終わりやすいという傾向にあるようです。
これはあくまでもアノマリーなので、頭にとどめておく程度でも良いのでしょうけど。
どちらにしても、今年は慎重に行動したほうが良さそうですね。
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