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【株式】来週の値動きが大切かも

先々週末から、株価がかなり下落してきていますね。
先日も書きましたが、今回の原因とされているのは、中国PMI・アメリカ雇用統計・アルゼンチンを始めとする、後進国通貨の下落とされていました。
株式相場が大幅安を続ける最中では、恐らく、アルゼンチン・トルコ等の破綻まで織り込む…というより、その様な可能性チラつかせることで、不安を煽って下げた様な感じも受けました。

しかし、時間を少し置いた今週末では、冷静な意見も出てきました。
それは、アメリカの量的金融緩和による後進国通貨高、株高が、アメリカの量的金融緩和縮小によって、資金が逆流しているのが今の相場だという見方です。
これは、アメリカのテーパリング(量的緩和幅の縮小)による、健全な値動きという主張ですね。
ここで改めてテーパリングについて説明しますと、アメリカは去年末まで、月額850億ドルの量的金融緩和を行っていたのですが、その緩和幅をFOMC毎に100億ドルずつ縮小し、金融政策を健全な方向に進めようと行っているのがテーパリングです。

そこで、アメリカが量的金融緩和を開始した頃のことを思い出してみますと、確かに、今と真逆の動きが起こっていました。
あの頃は、アメリカの金融緩和が拡大されていた為、アメリカ国内や先進国内で吸収しきれない資金の一部が後進国に流れ込み、後進国通貨が上昇す現象が起こっていました。
しかしその当時は現在と違い、後進国通貨が高くなっていることに後進国が不満を感じ、アメリカに文句を言っていたと私は記憶してるんですよね。
為替というものは、都合のいい水準で止まってはくれないということなんでしょうかね。

この見方の場合、後進国に原因が有って、それが原因で世界経済が揺らいでいるというより、アメリカの緩和幅縮小の余波とかんがえられるので、そこまで心配する必要はなくなってくるんですよね。
というのも、前者の場合はアジア通貨危機の様な金融危機が連想され、世界的な金融不安に繋がる可能性が有りますが、後者の場合は、先進国へ資金が戻ることで後進国が揺らいでいるだけなので、その資金がもう一度再投資される可能性もあり、前者に比べれ問題は小さくなります。
実際にアメリカの株価も、自国に資金が戻ってきているということで、大幅に売られているわけでは有りませんし、ドルも円以外の主要通貨と比べて高くなっています。
それに、縮小幅を削減するといっても、今現在650億ドルの緩和を行っている状態ですし、そもそも緩和を行なう理由は、アメリカの景気が上昇し、一部でバブル化している資産が出てきていることも有り、早めに金融政策を正常に戻したいという考えもあってのことですしね。

つまり、この下げ相場で大幅に売られているのは、日本だけなんですよね。
ということで、チャートを見てみましょう。

日経平均株価

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TOPIX

t140202.jpg


日経平均、TOPIXともに、かなり重要なラインまで下がってきています。
斜めのラインは、今まで下値を支えてきた抵抗ラインで、平衡に近いラインは、上昇相場に入る前に上値抵抗線になっていたところです。
上値抵抗線は、そのラインを超えると下値支持ラインになる特徴が有りますので、今現在は2つの支持ラインに支えるべきポイントとなっています。
25日移動平均線との乖離率も5%程度に達していますし、レベル的にも時期的にも、近々に上昇しなければならない水準似まで下がってきています。
企業業績から株価を見た場合、現在の日経平均のEPSが約1000円なので、今現在でPER15倍。
この水準は決して高い水準とはいえず、むしろ安い水準だといえます。

様々な見方から、日経平均の現在の位置は底水準に見えるのですが…
もしこれを超えて下がった場合にどうなるかというと、日本の上昇相場は終わり、下降相場に突入している可能性が出てきます。
下降相場に突入した場合の下値の目標値は私には分かりませんが、ラジオなどで聴いた所、数人の市場が13,500円が目標値となるそうです。
そうなると、PERで13倍台となりますので、この水準は、来期以降の大幅減益を折込に行く形となります。

日本とアメリカの景気は、完全にとは言いませんが、結構リンクしていますので、もし株価が来期以降の業績悪化を折込に行っているのであれば、今のアメリカのテーパリングは失敗と言わざるを得ません。
来週の値動きが結構重要になってきそうな気がします。


投資は自己責任で。
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