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【本の紹介】チャート革命 and FX・株・先物チャートの新法則[パワートレンド編]

今回紹介させていただく本は2冊。
伊藤智洋さんが書かれた、【チャート革命 ―高確率パターン投資法】と【FX・株・先物チャートの新法則[パワートレンド編] 】です。



一見するとテクニカル分析の本ですが、実際に中身を読むとテクニカル分析とは若干違う内容となっています。
この本は20数年の間 相場を見続け、テクニカル分析を研究し続けた著者が壁にぶち当たり、今までの事を全て投げ捨てて新たな視点から相場を見て書いた本です。

この本を読んだ私の正直な感想としては、この本だけを読んでも胡散臭い投資本としか読み取れませんが、伊藤智洋氏の考え方を事前に知った上で読むと、全く違った読み方が出来ます。
本では相場に関しての事し書かれてない為、本単独では、この本が書かれた裏側までを読み解くことは出来ませんので、個人的には本を読む前に、伊藤智洋氏が以前配信されていたネットラジオを聞くことをお勧めします。
ラジオは右のリンクから無料で聴けます。→Forexradio【伊藤智洋のパワートレンド】

ラジオで話されていた事を、私が理解できた範囲で簡単に説明します。
今までのテクニカル分析というのは、オシレーター系でタイミングをはかる、トレンド系で方向を診る、あるいは、一定のラインをブレイクするとその方向に進みやすい、一定のサイクルで同じ様な動きをしている部分を探しだすといった事で相場の動きをみます。
しかし、これらの方法は対処療法に過ぎず、相場を予測しているとはいえないし、テクニカル指標を観たからといって儲かるわけでは有りません。
というのも、オシレーター系は強いトレンドが発生すると、上下のどちらかに張り付いて機能しなくなりますし、サイクル論等も30年サイクル等では数年幅で誤差が出る為に実際に使おうと思うと使いものにならない。
抵抗線のブレイクの場合も、一度割り込んでもその方向に加速せず、すぐに戻ってきて【だまし】だったということが多々ある。
結局のところ、テクニカル分析をする人は、複数の指標を組み合わせた上で自分なりに判断するしか無く、長期的に相場で生き残る為には裁量トレードになるしかない。
テクニカル分析がこの程度のものなのであるとするなら、研究することに意味があるのかといった疑問から、テクニカル分析ではない相場の見方を研究し、辿り着いたのがパワートレンドの様です。

パワートレンドの考え方の詳細については、本を買って読んで頂きたいのですが、簡単にいえば、相場は基本的には下落か横這いの動きしかせず、上昇する状態というのが異常な状態。
その異常な状態がパワートレンドに入っている状態なので、この状態に入っている時にだけ買いから入るのが勝ちやすい方法とのこと。
私なりに解釈すると、投資家がポジションを取らない、または、整理する状態というのは理由なく起こるのに対し、買い上げる為にはそれなりの理由が無いと起こり辛いということなのでしょう。

このパワートレンドに入っている状態の見極め方ですが、季節性がかなり重要なようです。
よく相場で【Sell in May and go away】や、11月頃から翌年の春ぐらいまで上がりやすいと言われたりしますが、これらの昔から言われ続けている事も季節性が関係しています。
具体的には、長期的に相場を大きく動かす資金は、かなり大きな投資主体がその市場に入ってこないと動かきません。
そのような大きな資金を動かす人達は、動かす為の理由付けが必要となり、その時期が毎年同じ為に同じ様な資金の流れが発生し、結果として相場が似たような波形を見せるというものです。
こう書くと、サイクル論とどう違うのかと疑問を持たれる方も居らっしゃるでしょうが、当然のことながら、資金の入る時期が似通っていても、経済状態や企業業績によって流入量が変わるため、全く同じ様な動きを見せるわけでは有りませんが、ある程度はパターン化出来るようです。

つまり何が言いたいのかといえば、相場には上がりやすい時期と下がりやすい時期が有り、上がりやすい時期にパワートレンドが発生しやすいということです。
ではパワートレンドを見つけるにはどうすれば良いかといえば、上がりやすい時期と下がりやすい時期を理解した上で、上がりやすい時期に例年以上に上昇している、または、下降しやすい時期に底堅く推移する状況を見ることが重要なようです。
あまり詳しく書くと営業妨害になりかねないのでこの辺りで止めますが、本には具体的なチャートやグラフを載せた上で説明されている為、興味を持った方は本を読んでみては如何でしょうか。

個人的には伊藤智洋氏の考え方に衝撃を受けたので、本を買うつもりのない人は、ラジオだけでも聴いてみては如何でしょうか。
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