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NISA口座(少額投資非課税制度)について考える

明日(平成25年10月1日)から、NISAの受付が始まるようで、経済系番組ではではNISAをテーマにした番組が、連日放送されていますね。
このNISA(少額投資非課税制度)は、外国でISAという制度が有り、その制度を日本にも導入しようということで、日本版(N)ISAで、NISAとなったようです。

このNISA、どの様な制度なのかを簡単に説明すると、年間100万円以内の投資であれば、利益が出たとしても税金を払わなくても良いという制度です。
投資をお子のあっていない人は知らない人も多いと思いますが、実は今現在の投資関連税は現在されており、従来20%のところ、半分の10%税率となっています。(実際には復興関連税が付いて、もう少し高いです。)
この減税措置が今年いっぱいで期限切れになり、来年以降、元の税率である20%に戻ってしまうことから、別の軽減措置を作ろうということで導入された感じです。

マスコミなどではNISA口座を大きく取り上げ、良い制度の様に報じていますが、私個人の意見を言えば、焦って口座開設をしなくても良いと思います。

税金が無料になるという、一見すると夢の様な制度ですが、実際にはかなりの注意が必要となります。
今日はそのことについて書いていこうと思います。

代表的な注意点を幾つか挙げると
・一人一口座のみの開設が可能
・金融機関によって、扱う商品がバラバラ
・買い付けできる枠は年間100万円
・損益通算が出来ない

といったものが挙げられます。
順を追って説明しますと、最初の一人一口座というのはそのままです。
Aという証券会社で口座を作ると、他のB証券やC銀行では口座を作ることが出来ません。
このことは、次の【金融機関によって扱う商品がバラバラ】という部分にも関わってきますので、単純なことですがかなり重要な事です。

金融機関によって扱う商品がバラバラというのも、読んで字の如しなのですが、会社によって扱う商品が変わります。
投資信託と債権のみの会社や、株式のみを取引できる会社等、会社によって取り扱い商品が変わるため、選択肢を広げるためには、できるだけ多くの商品を取り扱っている会社で口座を開くほうが良いと思われます。

次の【買い付け出来る枠は年間100万円】というのは、少し注意が必要です。
この枠は、100万円以内であれば、何度売り買いしても大丈夫といったシロモノではなく、使いきりです。
つまり、来年1月のはじめにA社の株を100万円分購入し、2月に売ったとすれば、その年はNISA口座では売り買いをすることが出来ません。
20万円分の商品を購入して一月だけ保有して売却した場合、残りの枠は80万円に減るため、80万円以下の銘柄しか購入できません。

最後の損益通算が出来ないというのは、結構重要な事です。
数年前に法改正が行われ、株式の損失は3年間持ち越しが可能となっています。
つまり、最初の年で300万円の損失を出して、翌年以降3年間100万円ずつ300万円の収益を上げた場合、合計の損益がプラスマイナスゼロとなるので、税金は発生しません。
また、本業以外の雑所得が一年間で20万円以下の場合は、確定申告が不要のため、実質無税です。(医療費控除を受けるなど、その他の理由で確定申告する場合は、税金が発生)
NISA口座では、投資によって利益が出た場合、非課税になるというメリットがある反面、赤字が出ても赤字分を翌年以降に持ち越すことが出来ないというデメリットが存在します。
これはかなりのデメリットです。
NISA口座自体が、投資減税撤廃部分を補う処置という理由だけでなく、投資経験がない人に、投資をやってもらうというという理由で行われるにもかかわらず、損失が出た場合に赤字の持ち越しが出来ません。
これはつまり、NISA口座を開いた場合、その講座では100%収益を挙げなければならず、その収益も、20%以上の収益を得なければ、NISA口座を使う意味が無いことを意味しています。

何故20%の収益が必要なのかといえば、NISA口座を使わなくても20万円以下の利益であれば確定申告をする必要がなく、特定口座で【源泉徴収なし】を選んでいれば、100万円に対して20%までは今現在のシステムでも非課税だからです。
NISA口座ではなく一般口座で取引した場合、万が一損失が出たとしても、確定申告によって赤字を翌年以降持ち越すことが可能です。
つまり、20%以下の収益しか得られないのであれば、NISA口座を使う意味がありません。

ということは、NISA口座を開いた場合の投資方法も株式投資に限定されます。
債権など、特定口座でなくても税金分が天引きされるような商品であれば、NISAを使う意味もあるかもしれませんが、債権は元々が利回りが低く、2%も付けば良い方です。
100万円の投資で2%の収益だと2万円ですし、そのうち20%文の税金が免除されるとしても、NISA活用で得られる収益は4000円です。
年間4千円の為に役所に書類を取りに行き、証券会社などに提出して口座開設をするのであれば、一般口座で十分だと思われます。
NISA口座の特性を十分に活かす投資方法は、個別銘柄の株式投資しかありません。

しかし、個別銘柄の株式投資で20%以上の収益を狙って出すのは、かなり難しい作業となります。
これを個人にやれというのは、結構無茶な気がしてなりません。

ということで結論としましては、焦って口座開設をする必要はないと思われます。
本当に投資したい商品が見つかれば、その商品を取り扱っている会社を見つけて、口座開設をするぐらいで良いのではないでしょうか。



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