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忙しさと少子化

最近Podcastで聴き始めた【文化系トークラジオ】という番組で、忙しさをテーマにして番組が行われ、忙しさとは何かと言った基本的なところから、なぜ忙しいのかといった話まで、幅広く行われていました。

番組の中ではいろいろな意見が交わされていましたが、その中でも面白いなと思った意見が、『技術が進化して、機械がいろんなことをやってくれてるはずだったのに、忙しい』という意見。
確かによく考えればおかしな事ですよね。

仕事面では、製造業などはいろんな工程が機械化されて自動で生産出来る技術も出来ています。
家庭内の掃除・選択・料理等の仕事も、掃除機や洗濯機等の機械によって、昔に比べればはるかに短時間で作業を行うことが可能になっています。
普通に考えれば、機械化された分だけ仕事が減るため、自由になる時間も増えるはずなのですが、不思議なことに実際にはそうはなっていません。

では何故、機械化されてやるべき事が減っているにもかかわらず、忙しいのか。
番組内では、時間泥棒という言葉によってその現象を説明されていました。
この言葉の意味を私なりの解釈で簡単にいえば、今までできずに諦めていたことが、技術の進歩によって行なうことが可能になると言った感じだと思います。

身近な例で例えるなら、テレビのレコーダーがなかった時代は、テレビはリアルタイムで見なければならず、その時間帯に用事が入っていれば観ることが出来ないので、観ることを諦めなければなりませんでした。
しかし、レコーダーが出来たことによって、本来観ることが出来なかった番組まで観ることが可能になりました。
そして今では、レコーダーに倍速で見れる機能が搭載。その結果、今までテレビ視聴に費やしていた同じ時間で、2倍の量の番組が視聴可能に成り、更に、録画した番組をタブレットや携帯型ゲーム機などで再生することまで出来ることに成り、何時でも何処でも番組を見るという作業が可能となってしまいました。

テレビ番組だけでなく、ラジオ番組のような音声番組にしても同じです。
最近はラジオ番組もオンエアーで流して終わりではなく、面白いコンテンツは録音し、Podcast等で配信している場合が多いです。
Podcastの場合は自身で録音する必要がなく、配信日以降にダウンロードするだけで、何時でも何度でも聞くことが可能です。
またPodcastの場合は、放送局のようなプロの方だけでなく、個人が趣味でやっている番組も多数アップロードされています。

映像・音声だけでなく、文章を中心にしたコンテンツも同じです。
昔は本屋に行って購入しなければ入手できなかった情報が、今はネットで読むことが出来ますし、blog等を通して、その情報についての様々な意見を読むことも可能となっています。

ゲームも同じで、昔は家で据え置き型ゲームをするか、携帯型ゲーム機を持ち歩かなければならなかったのが、今は携帯電話でゲームを行うことが可能です。
またゲーム制作会社も、休憩時間やちょっとした空白時間にゲームが完結するようなミニゲームの様な物を中心に開発をしています。

これは、仕事に関しても同じでしょう。
利益につながるかどうかは別として、やろうと思えばいくらでも仕事は作り出せる状況となっています。
例えば、SNSで自社の仕事に関するページを作ったり、blogやサイトの更新などです。
この様な仕事は、実際に時間をかけることで利益に繋がるかどうかはわかりませんが、やろうと思えばいくらでも出来ますし、終わりはありません。

このように、仕事をしたり、能動的に情報を取ったり、遊んだりすることが何時でも何処でも可能なため、忙しくなろうと思えば誰でも忙しく成れてしまう状況が生まれています。


昔を振り返ってみれば、たしかに昔のほうが何もしない時間が多かったように思えます。
情報を得るにしても本屋で本を買わなければならなかったし、友達と連絡を取るにも、相手の家に電話をかけなければなりませんでした。
ゲームをする為にはゲームソフトを買わなければならなかったし、テレビはリアルタイムで観るものでした。

当然、学生でお金がない時代だと、本や漫画・ゲームを何時でも好きなときに買うことなんて出来ませんでしたし、友達と連絡を取れないことも有りました。
その結果として、今よりはのんびりとした時間を過ごしていたよう思えます。

これは個人的な意見ですが、ここ最近の少子化問題は、この様な忙しさが関係しているのではないでしょうか。
暇だから異性と付き合うという問題でもありませんが、やることが常にある忙しい状態では、自分自身で手一杯で、そのような気にすらならないのではならないのではないでしょうか。
先進国では、子供一人を育てるためにかかる費用が高額になっているからだという意見も聞きますが、先進国よりも金銭面で恵まれていない後進国のほうが出生率が高いという時点で、金銭面は関係がないようにも思えます。
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