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Mobage・GREE。とガンホーの違い

私の仕事は基本的に手作業の為、ラジオでラジオNIKKEIを聞いていることが多い。
ラジオNIKKEIは、平日は経済・金融系の放送を専門にしていて、昔は短波放送を受信できる専用ラジオがなければ聞くことが出来なかったが、最近はPCやスマホでラジコ経由で聞くことが出来るので、かなり便利になりました。

そのラジオNIKKEIでは、去年末からガンホー株が話題に出されることが多くなってきました。
その原因は、パズドラの大ヒットで収益が改善し、株価は大幅高。
株価自体が短期間で数十倍になったことで、一気に注目を集めたことが原因になったのでしょうね。

ラジオNIKKEIでは、ガンホー株の株価の確認後、同じゲーム関連株ということで、GREEやディー・エヌ・エーの値動きの確認に移ることがあるのですが、個人的には、ガンホーとモバゲー・GREEは、業態そのものが違うと考えた方が良いと思います。
業態が違うというのは、ガンホーとGREE。モバゲーの株価の違いを見ても分かりますよね。

おおまかに言うと、ガンホーはゲーム制作会社で、GREE。やモバゲーはプラットフォーム事業をしている会社です。
今までのゲーム関連会社で言うと、ガンホーがソフト制作会社なのに対し、GREE等はハード制作会社のようなものですね。
従来のハード制作会社と違う点は、実際のハードを作るわけではなく、ネット等でゲームを提供する為の場を提供している点です。
プラットフォーム提供会社は、ソフトメーカーが課金サービスで集めたお金の一部を場の使用料として徴収することで利益を出すわけです。

ソーシャルゲームのプラットフォーム提供会社は従来のハード制作会社と違い、実際にハードを制作する必要がなく、サーバーを用意するだけでよく、顧客の方も数万円もするハードを購入する必要も無く、サイトに登録するだけでゲームを楽しむことができるので手軽にゲームが出来ます。
ソフト会社の方も、ゲームのプレイ自体は無料にし、アイテム課金制という方式で後からお金を徴収するという方式の場合、ゲームを始めるためのハードルが従来のゲームよりも下がる為、ユーザー数自体は従来のゲームよりかは伸びやすくなりますし、また、携帯電話で出来る程度の手軽なゲームということで、ゲームの開発費自体も従来のものと比べると抑えられる傾向に有り、一部のユーザーが課金してくれれば、会社としては儲かるわけです。

ゲームをやったことがない方の為に、アイテム課金制について説明しますと、ゲーム内アイテムを購入する為に現実のお金が必要になるのがアイテム課金です。
アイテムそのものに○○円という価格が付いているのも有れば、ゲームを有利に進めることが出来るアイテムが出るかもしれないクジを引く権利が販売されている場合もあります。
少し前に問題になった【コンプガチャ問題】というのは、このクジの事です。
クジを引くことでアイテムを全て揃えると、そのご褒美として更に強力なアイテムが貰えるというシステムです。
この様な課金システムは、もともとパソコンなどで行なうネットゲームにはかなり昔からあったのですが、そのシステムをそのまま携帯ゲームへ導入したのが今のソーシャルゲームです。

このシステムですが、ゲーム自体が流行ってしまえば、ソフト会社にとっては結構有利な集金方法です。
従来のゲーム開発では、進化するハードに対応してハイクオリティなゲームを開発するために数億円をかけ、流通に乗せるためにゲームソフトを制作し、それを小売店に販売して貰って初めて収益を得ることが出来ました。
この方法では、ソフト会社はゲームユーザーからゲームソフト代金として一度しか集金することが出来ませんし、購入後すぐに飽きられて中古市場に流れてしまえば、ソフトメーカーは儲けることが出来ません。
しかし、アイテム課金制度では、ゲーム内で新たなアイテムを出す度に集金チャンスが訪れます。
クジ方式の【ガチャ】では、欲しいアイテムが一度のクジで出ることは稀なので、ゲームに入り込んでいる人であれば、欲しいアイテムを得る為に数万円も使ってくれるわけです。

話が少し脱線しましたが、同じゲーム関連会社と言っても、ソフトメーカーとプラットフォーム提供会社が存在するわけです。
ソフト提供会社のは、できるだけ多くの人にゲームをプレイして貰うことを目標に仕事をしていますが、プラットフォーム提供会社は、できるだけ多くの人にサイトに登録してもらう事が目標になります。
つまり、会社の目的そのものが違うわけです。

その2つの業態の収益の差が、今年になって現れ始めたというのが、ここ最近の株価の値動きではないでしょうか。
『モバグリ(GREEとモバゲー)は、スマフォが出たら衰退する』というのは、ネット上では随分前から言われていましたが、それが現実になってしまったというところでしょう。
具体的に描くと、スマートフォンの誕生によって、プラットフォーム提供会社にのみ、巨大なライバルが現れてしまったのです。

スマートフォンというのは、携帯電話というよりは小さなパソコンだと考えたほうが良い性能です。
従来の携帯電話では、ゲームを行うために携帯用のブラウザからプラットフォーム会社のサイトを経由しなければゲームを行うことが出来ませんでしたが、スマートフォンの登場によって其の必要が無くなりました。
スマートフォンにゲームアプリをダウンロードすることにより、ブラウザを経由せずに直接ゲームを行なうことが出来、そのダウンロードもアプリストアから行なうことが出来ます。
課金などもアプリ経由でストレス無く行えるようですので、プラットフォーム提供会社そのものが必要のない存在になってしまったというわけです。

現状では、モバグリで提供されていたゲームも次々にサービス終了をし、スマートフォン用に独立したアプリとして提供されています。
ソフト会社は、プラットフォーム提供会社が互いにシェア争いを行っていた際、人気ゲームを他社のプラットフォームでは販売させないように圧力をかけたり、課金からピン撥ねをしていたようですし、その反動が来たというところでしょうか。
ユーザーからしても、わざわざプラットフォームを経由してワンクッション増やす意味もないですしね。

ソフト制作会社は、ユーザーから好かれるソフトを提供して運営することで、生き残ることは可能だと思いますが…
プラットフォーム提供に重心をおいている会社は、急速に方向転換しない限り、生き残りは難しいでしょうね。

投資は自己責任で!

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