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【本の紹介】ザッポス伝説

この本は、経済ニュース番組のWBSか日経CNBCのどちらかで紹介されていて、興味を持ったので購入してみました。



顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか



タイトルにもなっている【ザッポス】
僕はこの本を見るまでこの会社の存在を知らなかったのですが、アマゾン傘下の靴のインターネット販売の会社のようです。
この本は、この会社のCEO、トニー・シェイさんが書かれたものです。
彼は、2度の事業売却により多くの資産を築き、成功を収めたと言われている人物です。

僕は本をビジネス書だと思って購入したのですが、読んだ感想としては、ビジネス書・経営指南書というよりかは、トニー・シェイ氏の自叙伝のようなものでした。
本の多くの部分で会社経営についても語られているのですが、その部分でも、どの様に対処すべきかという視点ではなく、その物事から何を得られたか、その経験をして、自分自身の考えがどの様に変化したかという感じで書かれています。

この本は、自身の少年時代に、ミミズの養殖に興味を持つ所から始まります。
著者のトニー・シェイ氏の少年時代は、どの様にすればお金が儲かるかを考え、子供ながらに色んなことをしていたようです。
ミミズの養殖は失敗に終わったようですが、トニーはある日通販雑誌を読み、その雑誌は購読者もお金さえ払えば商品を出店できることを知り、その雑誌で販売されていた缶バッチ製造機を購入し、『写真を持ち込んで頂ければ、その写真を使用して缶バッチを製造します』と広告を載せて、缶バッチの製造販売業を始め、子供の事業としては成功を収めたようです。

学生時代も、真面目に授業を受けるというよりも、どの様にすれば効率良く課題がこなせるのか、といった所に頭を働かせていた様です。
例えば、試験範囲として100のテーマを予め提示され、実際の出題にはその中から5つのテーマが選ばれ、選ばれたテーマに関する小論文を書くというテストがあったようです。
普通に100のテーマについて調べようと思うと半年かかる課題ですが、トニーは、学校内でのみ使える掲示板に、3つのテーマについての詳しい小論文を書いてメールで送ってくれた方のみ、20ドルで100のテーマについて書かれた小論文の例文を購入する権利を与えますと投稿。
その書き込み後、トニーのもとには100のテーマに関する小論文の例文が送られ、トニーはそれを印刷して販売。彼は、自分でテーマについて調べる作業をする事無く、100のテーマに関する小論文の参考書を手に入れただけでなく、その参考書を例文を書いてくれた人に販売することにより、お金まで手にすることが出来ました。

そんな学生生活も終わりに近づき、トニーはオラクルに就職します。
選んだ理由は、給料が一番高かったから。
しかしトニーは、オラクルでのルーチンワークに飽き始め、特にやることが決まらないまま、会社を辞めてしまいました。
会社を辞めたトニーは、ホームページ制作会社を立ち上げます。
しかし、この仕事にも情熱を持てなかったトニーは、空いた時間で簡単なプログラムを作り始めます。
簡単にプログラムの内容を説明すると、バナー広告を使ったネット広告で、ホームページを持っている人であれば自身のサイトにバナーを貼り付けることでポイントを貰え、そのポイントを使用することで自身のサイトを宣伝できるというもの。
このプログタムはリンクエクスチェンジと呼ばれ、作った本人の予想を遥かに超えて広がり、最終的にマイクロソフトに売却することとなります。
この事業売却が、世間で言われている1度目の成功。

事業売却後、契約によってトニー自身もマイクロソフトに移籍します。
その後、ただそこに一定期間存在するだけで更に追加で多額の現金が貰えるにもかかわらず、トニーはマイクロソフトを退社します。
理由は、情熱が持てなかったから。。
トニーは売却以前から、会社が急拡大する事により、会社内に知らない顔が増える事、そして自分の価値観と合わない人間が増えることに対してストレスを感じていたようです。
急成長中のリンクエクスチェンジには、自身ステップアップの為や、ただ金の為だけに入社してくる人が少なくなく、皆が同じ方向を見て進むといった一体感がなかったようです。
そんな空気に耐えられなくなったのか、事業売却後にトニーは退社してしまいます。

マイクロソフトを退社後は、リンクエクスチェンジの売却資金を元手に、小型の投資ファンドを立ち上げます。
業務は、資金を必要としている事業者を面接し、この先伸びそうな会社であると判断すれば、事業資金を提供。その後、資金を提供した会社の規模が拡大し、より多くの資金が必要になった場合、より大きな投資ファンドを紹介して、その会社に持株を売却するという内容。
この様な業務をする中で、トニーは靴のインターネット販売会社を行う人物に出会うこととなります。

長くなってきたので、続きはまた今度。
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