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ベーシックインカムについて考える

橋本市長が提案して、少し話題になっている【ベーシックインカム】について考えてみます。
そもそもベーシックインカムとは何なのか?
簡単にいえば、国民全ての人にお金を一定額渡す政策です。
仮に渡す金を7万円とした場合、全ての人に一律で7万円を支払います。
財源はどうするのかといえば、今まで支給していた生活保護費・年金等の制度を廃止して、ベーシックインカムに移行します。
生活保護制度・年金を廃止にした場合、申請や給付といった手間がかからなくなるので、行政のコストが浮きます。
その分の金も、ベーシックインカムの支払いに当てるというもの。

しかし、当然全国民に一律配布をする場合、生活保護費と年金のお金だけでは足りないでしょうから、財源として増税剃る必要が出てくるでしょう。
仮に所得税を10%増税することでベーシックインカムにかかる費用が賄えるとするのなら、年収700万以下の人にとっては、増税分以上の金が戻ってくることになるので、終始としてはプラスとなり、高所得者層にとっては不利となります。
具体的には、月収25万円の人の場合、ベーシックインカム制度によって月に7万円の収入が得られますが、1月当たり2万5千円の所得税増となるので、差し引き4万5千円のプラス。
月収100万円の人の場合は、ベーシックインカムによって7万円得ることができますが、所得税が10万円増えますので、3万円の損という計算になります。

何故この様な事を橋本市長率いる維新の会が提案しているのかというと、今の生活保護制度にかなりの問題があるからです。
今の生活保護システムは、仕事もせずに賃貸物件で暮らしている場合、家賃込みで14万円程の保護費が税金から貰えます。
この受給者が仮に仕事を見つけて、月に20日間一日8時間働いて15万円の収入を得た場合、生活保護費は打ち切られるので、月に160時間働いても額面での収入が1万円しか増えません。
実際には働くことで所得税・厚生年金支払いなどが発生するので、手取り収入は減る可能性もあります。
この様な状況では、生活保護費を受給することそのものが恥だと考える普通の感覚を持つ人は、仕事先を見つけて働くでしょうが、恥とも思わないような人は働きません。
だって、家で寝てるだけで14万貰えるんですから。

しかし、ベーシックインカム制度に移行した場合、家でゴロゴロ寝ているだけでも7万円得ることが出来るのですが、外に出て働き収入を15万得たとした場合、ベーシックインカム分の7万円をプラスして22万円の収入となるので、働くインセンティブが働きます。
今の状態だと、正しく『働いたら負け』の様な制度になっているのですが、それを是正する事が出来るというわけです。

もちろん、給付を全年齢対象などにしてしまうと、大量に養子を引き取って不正受給しようとする人も出てくるでしょうから、給付年齢なども考えなくてはならないでしょうし、所得税増税が10%で良いのかどうかもわからないので、議論は必要なのでしょうが、個人的には、この案には賛成。
ちゃんと働いて年金を収め、月々6万円ちょっとの年金でほそぼそと暮らしている人がいる一方で、働きもせずに月々14万円の給付を受けて伸び伸びと暮らしている人がいる。
現状では、頑張る人が報われる普通の社会とはとても言えないような状態となっています。
その状態を普通に戻す為にも、ベーシックインカムを考えてみるのも良いのではないでしょうか。
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