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【本の紹介】 聞く力 著/阿川佐和子



日経新聞の広告欄で見かけ、タイトルに惹かれて購入してみました。
【聞く力】というタイトルから、社会人に必要な雑談スキルを上げるためのHow to本と思い込んで購入したのですが…
結果から言うと、期待した内容とは微妙に違った内容の本となっておりました。

本のタイトルが【聞く力】となっており、新書で出ているので、聞く力を高める方法が書いてあるのではないか?と思い込んで購入したのですが、実際には少し違いました。
この本を簡単に説明すると、インタビュアー・阿川佐和子さんが、インタビューを通して学んだことや失敗談が書かれたエッセイ本です。
本のタイトル、そして新書である事で、この様な勘違いで購入してしまう人もいるだろうと思ってか、本の冒頭では『私なんぞが新書を書いて良いものか…』といった言い訳?とも思える文章が書いてあり、書き手である阿川佐和子さんも、この本の出し方には少々疑問を持っている感じが読み取れました。
本の企画やタイトル付け等は、編集社が勝手に行うのでしょうし、この様な冒頭部分になるのは仕方が無いのかもしれないですね。

インタビュー取材を通して感じた事が書かれているエッセイ本なので、話し手の心を心理学の観点から考えて…といった学問的な観点からは書かれておらず、あくまでも阿川佐和子さんがインタビューの仕事をこなしてきた上で、対談相手から受けた個人的な印象等を元にして文章が書かれていますので、当然のことながら納得でいる部分も大いにありますが、読み手によっては『ん?』と思うことも書かれています。
会話能力を高めたいという目的で購入される方は、注意が必要だと思います。
出来るだけ効率良く会話能力を高めたいと思い、また書いてあることを理論として納得したいと考えて居られる方は、心理学者などが書いたHow to本の購入をお勧めします。
しかし、そういった堅苦しい本は読みたくない、話の聞き方などは覚えたいが、もっと気楽に読みたい!と考えて居られる方に対してもお勧めです。
この本は、小難しい言葉で書いてあるのではなく、あくまでも自分の体験談を会話口調で書いてある為、読むのが遅い人でも一日真剣に読めば読み切れます。
読むのが早い人であれば、通勤時間や立ち読みで読みきれるほど気軽に読めますので、入門書としてはお薦めできるかも?

しかし、既に【話し方】について書かれたHow to本をお持ちの方は、目次などが読めるのであれば、一度目を通してから購入することをお勧めします。
というのも、基本的なことを自分の経験談を下に書かれているだけですので、この様な本を既にお持ちの方は、内容が重複してしまっている可能性が高いので、注意が必要です。

ただ単に阿川佐和子さんのファンで、インタビュー取材の裏側を知りたい!という方にとっては、買うべきHave to本かもしれないですね。



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