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中東情勢と日本のエネルギー問題

ここ最近で、日本にとって結構大きなニュースに、【イランの核武装懸念】がありますね。
地上波ニュースでは余り取り上げられないこのニュース、実は日本のエネルギー問題にとって結構重要なニュースですので、簡単に書いてみます。

問題は、『イランが高濃度核濃縮を行なっているのではないか』という疑惑がかけられたところから始まりました。
イラン側は、『核濃縮は発電などの平和利用の為に行なっている』と主張していますが、アメリカなどが『核ミサイル開発だろう!』と因縁をつけて、経済制裁をする自体にまで進展しています。

今のところ、どちらの主張が正しいのかは分からないのですが。
イランが分からしてみれば、仮に核開発をしていて何が悪いんだ?ってことでしょう。
近隣諸国に、中国・ロシア・インド・パキスタン等の核保有国があり、核の一つも持ってなければ自衛もできないわけですし。

しかし、近隣諸国からしてみれば、イランが核兵器を保有することで、ヨーロッパ全土が核ミサイルの射程距離内に入ってしまう。
また、中東のテロ組織などの核兵器が渡ってしまう可能性も考えると、核保有を黙って見過ごすことはできない状況。

簡単に流れを書くと
イランが高濃度核濃縮を進める
 ↓
核ミサイルを開発してるんだろう!今すぐ中止しろ!とアメリカが因縁をつける。
 ↓
核ミサイルを大量に保有している、お前(アメリカ)に言われる筋合いはない!とイランが反発
 ↓
核濃縮を中止しないなら、世界各国と協力して、経済制裁を加える!
 ↓
米『おい!日本!お前、イランから原油を買うな!』安住『わかりました!』
 ↓
イラン『そっちがそういう気なら、ホルムズ海峡封鎖するぞ!』
 ↓
イスラエル『ホルムズ海峡封鎖したら、核濃縮施設を空爆するぞ!』←今ここ

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こんな感じですね。

では何故、このニュースが日本に重大な影響を与えるか?
それは、イランが対抗手段として行うと主張しているホルムズ海峡は、日本の輸入原油の9割近くが通っている海峡なんです。
ココが封鎖されれば、最悪の場合、日本の原油輸入が止まります。
周辺諸国と協力し、陸路での迂回ルートで輸入できたとしても、迂回分の輸送費が良い系にかかる為、輸入原油価格は上昇します。
また、イランから原油を購入しないということは、イランが生産している原油と同じ量を他国が生産しない限り、需給バランスが崩れますので原油価格は上昇する可能性があります。
原油が上昇すると、代替可能なエネルギーも足並みを揃える様に上昇することが考えられます。

経済産業省 資源エネルギー庁のサイト情報によると、日本のエネルギーの5割は石油に依存しているようです。
石油に限らず、輸入エネルギー総量でみると、8割は海外依存です。
日本は今、福島原発事故問題で原発が止まってる状態ですので、輸入原油が止まる、または資源価格が上昇することは、今の日本にとっては大問題なんです。
地上波ニュースで余り大々的に報道されないのは、中東情勢を楽観視しているからなんでしょうか。
それとも、他の原因があるのでしょうか。。

どちらにしても、原子力発電所が停止して、動く見通しが立たない今。
エネルギーの殆どを海外資源に依存している日本は、原発から脱却するのであれば、今直ぐにでも国内調達可能な代替エネルギーに資金をつぎ込むなどして、早急にエネルギー政策を見直す必要があるのではないでしょうか。


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