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欧州危機について考える

ここ最近騒がれている欧州問題が、とうとう欧州の中で唯一の健全な国と言われていたドイツにまで飛び火してきましたね。
具体的には、先日入札が行われたドイツ国債の応札額が債券発行額を下回るという札割れが起こりました。
60億ユーロの債券発行に対し、36億ユーロ分しか応札がなかったようです。
ドイツだけでなく、ユーロ各国の債権の売りが加速している状態で、ユーロ経済は良くない方向に進んでいってます。
今回は、このユーロ使用国の債権の売りが加速している原因について考えてみたいと思います。

原因を考える前に、今回のユーロ危機を振り返って見ることにしましょう。
ユーロ危機の経緯を簡単に書くと
・ギリシャがユーロに入る為に、不正会計処理をして健全な国に見せかけてユーロに加盟。
・ユーロに加盟したことで、本来の実力以上に国の力を評価されたことにより、低金利で大量の資金調達に成功。
・その金を、国民の人気を得るために国にバラマキ、お金がすっからかんに。
・ギリシャで政権交代が起こり、前政権が不正会計処理していた事が発覚。
・ギリシャが信用を失い、債券が売られることで借入金利が上昇。
・ギリシャ財政が火の車状態に。
・ギリシャの財政不安が持ち上がったことで、第二のギリシャを市場関係者が探し始め、イタリアに飛び火。
・仮にギリシャが破綻した場合、ギリシャに大量の貸付があるフランスも大打撃を受けるということでフランスも信用力が低下。
・フランスなどの債権国が被害を被らない為に、実質破綻状態のギリシャを【破綻はしてない】宣言をする。
・ユーロ使用国の様々な国の信用力が著しく下がり、自国で債権を発行するよりも、ユーロ使用国の信用力をごちゃ混ぜにしたユーロ共同債が提案される。
・結果、すべてのしわ寄せがドイツに。

今のユーロの場合、問題のある国が開き直るという行動を取っている為、最悪といっても良い状況になってきてます。
本来であれば身の丈に合わない借金をしたギリシャが一番悪く、態度を改める必要があるのですが…
今のギリシャはダムに入った亀裂のようなもので、ギリシャの処理を誤ると、ダムが決壊するかのようにユーロが崩壊してしまうと思われているため、最も罪深いギリシャに対して周りの国が気を使うという事態に陥ってます。
ギリシャ国民からしてみれば、自分達が態度を改めなくても周りの国が助けてくれるんだし、自分達が努力する必要は無い。
『悔しかったらユーロから追放してみろ!』って感じなんでしょう。
ギリシャの公務員からしてみれば、気に入らないことがあればストを起こして仕事を休めばドイツ国民が血税使って助けてくれるんだから、こんなに楽なことはない。
ドイツ国民からしてみれば、たまったものではありませんが。。


細かい部分は端折っているので、微妙に違うかもしれませんが、大体こんな感じだと思われます。
冷静に見れば、身の丈に合わない借金をしたギリシャが悪いので、本来であればギリシャ国民が苦しまなければならないのですが…
ギリシャがゴネる事でフランスが困り、フランスがドイツを説得して追加融資を行うという事が起こってます。
簡単にいえば、ドイツの税金でギリシャ公務員の給料を支払うという事になってしまってるわけです。
現状でさえ、ドイツの国会議員はドイツ国民に説明するのが大変な状況だと思われるのに、この上ドイツの信用力を利用してギリシャがお金を借りられるユーロ共同債の提案なんて、のめるわけがありませんよね。

経緯を説明するだけで長文になってしまいましたので、本題の【ユーロ内の債権の売りが加速している件】については次回書いていこうと思います。
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