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死亡保障の考え方

保険関連の記事としては3つ目となりました。
保険といっても色々とあると思うので、バラバラに分けて考えていこうと思います。

今回は死亡保障
死亡保障と聞くと、自分の命の勝ちだと考えている人が少なくないようです。
TVなどでたまに報道される『保険金殺人』なども、被害者の人が数千万単位の保険に入っていたりしますし、死亡保障はある程度の額をかけるのが当然と考えてしまうのでしょう。
こんな偉そうな記事を書いてますが、書いている僕自身も、最初の頃はこのように思っていました。
しかし、このような考え方があっているのかといえば、結論を言うと間違っています。
では、死亡保障とはなんなのでしょう?

死亡保障とは、【残された家族が生活するためのお金】です。
つまり、残される家族が自立している場合や存在しない場合は、死亡保障はゼロで良いわけです。
自立している家族とは、自分の親など。
経済的に自立していて、自分が死んだとしても経済的には困らない人の場合は、特に入らなくても良いわけです。
生命保険会社が【人の人生を勝手に予測して、都合の良い様に組み立てた保険】の場合、20代で数千万の死亡保障が付いている場合も珍しくはないですが、結婚していない場合の受取人は親になっている場合が多いです。
親が、子供の死亡保障がなければ生活できないような状態というのなら別ですが、そうでなければ死亡保障は無駄になります。

つまり、保険の死亡保障は子どもが生まれた時だけ必要な保証であって、子どもがいないのであれば入らなくても良い。
結婚相手が結婚と同時に仕事を辞めて家に篭もり、配偶者が死んでも働かないというのであれば、結婚と同時に入る人用があるかもしれないですけどね。

では、子どもがいる場合は、どれぐらいの死亡保障をつければ良いのかを考えていきましょう。
最初に書いておきますが、家庭によって金額は変わります。参考程度に読んでください。

子供が成人するまでの生活費を考えた場合、一人当たり2000万円もあれば良いのではないでしょうか。
余程お金のかかる教育をしない限り、2000万円ぐらで十分だと思います。
将来医大に通わせて、医者にしたいというのであれば、その分を踏まえて掛金を増やす必要があるでしょうが、そうでなければ多すぎる保証は必要ないと思われます。
ちなみに2000万円というのは子どもが生まれた直後の金額です。
10年満期の定期保険に入った場合、子どもが10歳の時に保証が切れることになり、新たに保険に入り直す必要がありますが、この際は最初の10年分の養育費を差し引き、残りの10年間分の養育費を計算して死亡保障を考えるほうが良いでしょう。
単純に半額にするという考え方には無理がありますが、若干は死亡補償金を減らすことが出来るため、節約になると思われます。

次に、死亡保障を減額できるケースを考えていきます。
自分が死んだ場合、配偶者が仕事を再開して収入を得ようと行動する場合、その稼ぎ分の死亡保障を減らしてもよいでしょう。

次に、まとまった額の貯蓄がある場合。
死亡保障は自分が死んだ後に、残された家族が暮らしていくためのお金なので、まとまった貯蓄がすでにある人は、その額を差し引いいて死亡保障を考えるべきでしょう。

次に、マイホームを購入した場合。
マイホームをローンで購入する場合、殆どの場合、お金を借りている銀行が借主に生命保険をかけます。
その保険内容は、ローン返済中に借り手が死亡した場合、差額分のローンを死亡保障として銀行が受け取るという契約内容。
銀行に生命保険が支払われると、借り手の借金は保険金と相殺される為、ローンは消えます。
つまり、残された遺族はローンが完済したマイホームを手に入れることが出来るわけです。
残った遺族が子供を連れて実家に帰る場合、この家を他人に貸し出すことも出来ますし、売却してお金を手に入れることも出来ます。
その場合、経済的に楽になる為、多くの死亡補償金は必要ないということになります。
実家に帰らずにマイホームに住み続ける場合でも、ローンの返済は消えていますし、住居費は低く抑えられます。
以上のことを考慮すると、マイホームを購入した場合には死亡保障を減額できます。

次に、国民年金や厚生年金に加入している場合。
殆どの人が加入していると思いますが、年金というのは定年後にお金が支給されるだけのシステムではありません。
18歳以下の子どもを持つ人が年金に加入した状態で死亡した場合、遺族年金が支給されます。
支給額は
792,100円+子の加算
子の加算
 第1子・第2子 各 227,900円
 第3子以降   各  75,900円
つまり、18歳以下の子どもが2人いるケースだと、年額1,247,900円支給されます。
支給条件を満たしている人は、この額分を考慮して減額することが出来ます。

死亡保障は【遺族が生活する為のお金】ということを踏まえて置けば、結構減額できるわけです。
今まで保証を付けすぎていて保険支払額で生活が圧迫されていた人は、死亡保障を減らし、浮いたお金を貯金するようにすれば、余裕のある生活が出来ると思います。


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