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次世代エネルギー オーランチオキトリウム

前回の続きです。
前回の記事原発に変わるエネルギー? 芋エネルギーはこちら。
今回は、【オーランチオキトリウム】通称オーランチキチキです。

【オーランチオキトリウム】とは何かというと、石油をつくる藻の事のようです。
光合成は行わず、有機物を餌として生きており、副産物といて石油と同じ炭化水素をつくる藻の事が【オーランチオキトリウム】の正体。
3日ほどの培養で十分な石油が採れるらしく、とれた油からは石油由来の製品と同じものをつくることが出来るようです。
ペットボトルや化学繊維なども製造可能。
この発明により、日本は原油を輸入しなくても良くなるようです。

また、【オーランチオキトリウム】が食べる餌は有機物であれば問題ないようなので、生活排水などの有機物を含んだ水を与えることで、水の浄化と油の生産を同時に行うことが可能。
しかし、日本が使うエネルギーを賄うほどのエネルギーを生み出すためには、生活排水だけでは餌が足りない。
そこで、光合成によって成長する別の藻を同時に育成することで、餌問題を解決しようとする研究も進んでいるようです。
この研究が凄いのが、餌にする藻が【光合成を行うことで成長する】という点。
CO2の排出量というのは、光合成で吸収していれば排出量から差し引くことが出来る
少し前に話題になった、トウモロコシ由来のバイオエタノールが、CO2排出量ゼロと計算されているのと同じ。
この藻を生産することで、【オーランチオキトリウム】が作りだす油を燃やしたときに出るCO2を相殺する事が出来る。
つまり、この藻が創りだす油を使って火力発電を行っても、環境負荷はゼロと計算される。

CO2を出すことで温暖化になるかどうかは実際には分からないが、世界がその方向で進んでいて、CO2削減できないところは罰金を支払うような流れになっているので
光合成を行う有機物を培養して、これを餌に石油をつくるというサイクルは、罰金を支払わなくて良いという点でも優秀。

かなり有望なエネルギーですが、ただひとつの問題が餌不足のようです。
上で書いた藻にも生産の限界があるようで、石油輸入を全て【オーランチオキトリウム】に置き換えた場合は、生活排水と光合成の藻だけでは餌が足りないらしい。
今廃棄されている【生ごみ】や食べられずに捨てられている廃棄食料を全て餌として使用する事で【良い線】までは行くようなのだけれども…
食糧危機が起こるかもしれない?といわれている現状で、廃棄食料に頼るというのはちょっと…

そこで登場するのが、前回登場した【芋エネルギー】
食用に出来ないぐらい早期に収穫する芋を餌にする事で、意外とうまくいくのかも?

なんにせよ、FUKUSIMA以降は原発を新たに建てるというのが難しいので、こういう技術も電力製造のポートフォリオに入れて考えることも大切かも。
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