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今はデフレではなく、価格は二極化している ③

前回までで紹介した、同じカテゴリーの物価の二極化。
今はデフレではなく、価格は二極化している ②
今はデフレではなく、価格は二極化している 
物の価値【物価】には、それぞれ価格を構成する要因があるので、本来は『安いものを買えば特』『高いものを買えば損』ということは無いはずです。
高いには高いなりの理由がありますし、安いには安いなりの理由が存在します。
全く同じ品質のものであっても、買い手がどの位の量を買うかや、販売店の立地、店の方針によっても変わってきます。

にもかかわらず物価が下落しているというのは、原因が生産者側や国にあるのでは無く、消費者側にあるといえるでしょう。
モノ・サービスの提供者というのは、消費者が購入してくれなければ商売が成り立たない為、どうすれば消費者に受け入れられるかを考えながら販売価格を決めています。
安いものしか売れないのであれば、販売価格を下げ、品質を下げて提供するしか有りません。

皆が皆、安いものを購入すればどうなるでしょうか。
安いものを提供できる大規模な会社だけが生き残り、大規模展開できない中小企業は淘汰されていきます。
中小企業が淘汰されることにより消費者の選択肢は減少し、結果としてさらに大企業に集中する構図が出来上がります。
そうなると、大規模展開している企業はさらに合理化を進めることが出来、物の価値は下落していきます。

いまだにデフレスパイラルとか言っている人もいますが、震災が起こる少し前の決算で、バブル期を超える利益を上げていた会社が結構あったことを考えると、企業の利益が圧迫されることによって人件費を削り…
といったデフレスパイラルは、明らかに起こっていない気がしてならない。

以前にも書いた記憶がありますが、このようなサイクルで物価が安くなっている場合、物価下落を止める方法は簡単です。
消費者が、人の手が掛かっているものを購入すれば良いだけです。

先にも書きましたが、企業というのは売れるものを生産して販売します。
今のように、消費者が物の質を度外視し、価格だけにしか興味を示さないのであれば、企業は低価格低品質のものを販売します。
しかし、消費者が物の質に注目し、価格を二の次に考えて消費行動をとった場合、企業はより品質に重点を置いて製品を作るでしょう。
その製品を作る為に職人の技術が必要な場合、企業は従業員を大切にするでしょうし、他企業に流れないように給料も増やすでしょう。

また、企業の数も増えるでしょ。
大規模化して合理化しようとすれば、間に入っていた業者を排除する事でコストを削減せざるを得ません。
しかし、消費者一人ひとりが購入する商品にこだわりを持ち、個性を重要視して消費行動をとれば、企業は大量生産出来なくなるわけですから、中間業者を排除することが出来なくなります。
結果として、ひとつの製品を生産する為に必要な人数が増える事となり、良い意味で非合理的になることで、失業率も下がるでしょう。

失業率が下がることによって、企業間で人材の奪い合いが起こり、従業員給与が上昇する。
給与が上昇すれば、より高品質な物を購入することが出来るという好循環になるのではないだろうか。

経済というのは循環しているため、切欠が結果を生み結果が切欠となる。
給料が上がらないから高いものが買えないということは、逆に言えば【高いものを買えば給料が上がる】わけです。
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