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今はデフレではなく、価格は二極化している ②

昨日のブログで、お寿司屋さんとクリーニング店で、価格が二極化しているという話を書きました。
今回のブログでは、さらに話を膨らませるため、その他の業種についても考えてみようと思います。

【デフレ】と騒がれだしてから、デフレをうまく利用して大きくなった企業と言われている一つに、ファーストリテイリングが有りますね。
所有ブランドのユニクロで、低価格で高品質という売り文句で、休みの日などは行列をつくるほどの大繁盛となりましたね。
では何故、高品質なのに低価格なのかについて考えてみようと思います。

ユニクロが、何もって【高品質】だといっているのか。
これは単純に、素材価格でしょう。
一昔前のユニクロは、Tシャツを一度選択すると歪んでしまうといわれているぐらい、酷いものでした。
しかし最近の商品は、何度選択しても形が酷く変形することもありません。
これは、生地の品質そのものが上がったからでしょう。
ユニクロは日本全国で展開しており、海外にも支店を持っています。
この大規模化によって、生地を生産している会社から大量に生地を買い取ることにより、低価格を維持しつつ品質を上げることに成功したのでしょう。

しかし、これだけで低価格は実現できません。
本格的に低価格化に取り組むためには、企画・デザイン・縫製・販売を一手にやることにより、中間の業者に支払っていたお金を削減することが出来ます。
また服のデザインを、流行り廃りがない無難なデザインにすることにより、商品の売れ残りを防ぐ。
型紙を少なくし、シンプルなデザインにすることによって生産効率を上昇させることにより、服一着にかかる人件費を削減するといった事により、一定ライン以上の生地を使いながらも低価格を実現することが出来ます。

そして出来上がった服は、生地的に普通の素材だが、デザインがパッとしない服…
製作コストを削って、売れ残りを防ごうとしているのだから当然といえば当然ですよね。
奇抜な服や人の目を引く服というのは、それなりに手間がかかっていますし、好きな人もいる一方で嫌いな人もいるわけですから。
それらのリスクを全て回避しようとすれば、【パッとしない服】を生産するしかありません。

その一方で、こだわりを持った服を生産しているメーカーはどうでしょう。
先にも書きましたが、人の目を引く服というのは、好きな人が存在する一方で嫌いな人も存在します。
大量生産しても売り切るというのは難しいため、少ロット生産となります
少ロット生産の場合だと、素材を買う場合も【大量に購入して安く抑える】という交渉ができないため、大手に比べると同じ素材でも少し割高になるでしょう。
服の生産にしても、デザインを優先すれば、一着の服で色んな生地を使わなければならない場合も出てくるでしょうし、型紙も、表と裏の2枚を用意して縫い合わせるという訳にも行きませんし、体のラインを活かしてつくるなんてことをした場合、当然手間もかかります。
細かい仕事になれば、経験の浅い人間では出来ずに、熟練の職人でないとでいない仕事というのも出てくるでしょう。
そうなると、人件費はさらに跳ね上がります。

素材価格や職人の手間・デザイン料などを入れると、ユニクロのように全てを一貫して大量生産しているメーカーとは、かなりの価格差が出てくるでしょう。
しかし、このようにして作られた服は、デザインを拘っていて且つ、世に余り出回っていない【個性的】な服です。
他人とカブる事も少ないでしょうし、他人に与える印象も当然変わってくるでしょう。


このようにして作られた、2つの商品は、どちらかが悪いという訳ではありません。
2つの商品にはそれぞれ【根拠となる価格】が存在するわけで、料金が高い方はボッタクっている訳でもありませんしね。

このように、デフレ!デフレ!と騒がれてはいますが、それぞれの商品には安いものと、それなりのものが存在します。
安いものはそれなりの価値しか有りませんし、高いものはそれ相応の価値がある場合が多いです。
中には、そんなに価値がないのに高い価格をふっかけているものも無いとは言いませんが。

このことを踏まえて、僕なりに考えた日本の経済が少し上向きになるような考えを、次回書いてみようともいます。

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