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今はデフレではなく、価格は二極化している

日本経済がデフレ・デフレといわれて長いが
実際の物価は、二極化している気がする。
つまり、ただ単純に、すべてのものの価格が下がっているわけではないということです。

どういう事かといいますと、今下がっている物の価格。
下がっているモノは、【機械による自動生産】のものだけです。
一方で、職人が長年かけて身につけた技術を使って作られた製品の価格は、そんなに下がってはいません。
なんなら、上昇しているものも存在します。
これらの2つの物価を一緒くたにして、一括りに物価が下落しているとして【デフレ】というのは間違っているのだろうか?

身近な例を挙げてみると
まずは外食産業
家族連れで良く利用される【回るお寿司】は、職人の技術がそれ程必要が無く、シャリも機械で自動で握るところもある。
そういうところだと、機械で握られたご飯にネタを載せるだけなので、技術を時間をかけて習得擦る必要がない為、人件費を安く抑えられる。
チェーン展開などで大規模化すれば、仕入れ先を絞ることで価格交渉力も付く為、仕入れ価格も下げることが出来る。

一方で、街のカウンターのみのお寿司屋さんの場合はどうでしょう。
仕入れは、小規模の為そんなには安くはならないでしょう。
個人経営の場合は、職人さんの生活費などもあるので、当然、ある程度の人件費が掛かる。
つまり、一食あたりの単価は上昇するのだが、品質が同じで価格だけ高いと客が来ないので、単価上昇分を品質を上げることで対応する。
つまり、職人は技術を磨き、勉強によって知識を身につけるわけです。
知識や技術がある一定以上になれば、その技術でさらに技術料を取ることも可能になってくる。

結果として、【回るお寿司】は品質が低い為に価格競争をせざるを得ず、低価格になる。
その一方で、技術を身につけた職人が提供するお寿司は、その職人の技量によって上昇していく。
ここで価格の二極化が起こるわけです。

同じことは他の産業にも当てはまります。
僕は先日、冬物衣料をクリーニングに出しました。
今までは某大手チェーンのクリーニング店に依頼していたのですが、僕はその仕上がりにいつも納得が出来ていなかったので、思い切ってその近所にある個人経営のクリーニング店に依頼しました。
依頼した衣料の一つに、【白のコート】があったのですが、その内側は、普段履いているジーンズの色が移り、若干青黒くなっていました。
大手チェーンのクリーニング店では、『この汚れは取れません!』と断言された上でクリーニングを仕上げていたのですが、先日伺った個人経営のクリーニング店では、汚れを見るなり『この汚れは確実に落とします!』と断言していました。
価格差は、大手チェーンなら4点で1200円位ですが、個人経営のお店では3200円。
若干高いですが、確実に綺麗になるのであれば、クリーニングの回数そのものを減らせるので、長期的に見れば安上がりとも思え、このクリーニング店で依頼しました。
服が一番ダメージを受けるのは洗濯の時なので、クリーニング回数を減らせるということは、気に入った服をより長く着ることが出来るということにもなりますしね。

ここでも、外食産業と比べた時と同じように、価格の二極化が存在しています。
大手チェーンでは、同じようなサービスを提供する同業他社と価格競争が行われるでしょう。
価格競争をしなければ生き残れない為、当然、雇用する人の質も下がります。
昔大手チェーンで、ニットとレザーで作られた服をクリーニングに出したのですが、レザー部分もそのまま洗ったために、革にかなりのダメージが…
リフォームしないと切れない状態になってしまいました。
受付の人や、実際にクリーニングをする職人に、それなりの知識があれば防げた事故ですが、知識がない人が流れ作業でやっている為、見事に破損しました。

その一方で、先日依頼した個人商店のクリーニング店の場合
受付のおばちゃんが職人のため、あらゆる事に即答します。
なんなら、聞いていないことまで詳しく教えてくれました。
おばちゃんからしてみたら、価格の高さの理由を頑張って伝えようとしてくれたのでしょう。
お陰で、かなり納得して服を預ける事が出来ました。
そして、数日後に預けた服を取りに行ったのですが、職人さんの言葉通り、数年間取れていなかった汚れが見事に取れておりました。

長くなってきたので、今日はこの辺りで。
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