FC2ブログ

政府が銀行に対し、電力会社の債権を放棄しろと言った件について

先日 枝野氏が、東京電力に対して金を貸している銀行に対し
『事故のリスクを考慮に入れて融資がなされているというのがマーケットの基本だ』
といって、貸し手責任を追求するというような発言をしていた。
責任のとり方は、銀行側の債権放棄。
普通のニュースではそんなに大きく取り上げられていないが、金融市場ではかなり大きな問題として受け取られている。

僕はラジオ日経でしか、他の方の意見を聞いてはいないが
少なくともラジオ日経では、この政府の考え方に反対意見を持つひとが多いように思いえた。
僕もどちらかというと、政府の意見はおかしいと思う。
今日は、そのことについて書いていこうと思う。

今回の震災による原発事故。
東京電力に責任がないとは言わないが、原子力発電所の建設基準を決めるのに、国も関わっている。
つまり、原発は電力会社が自分の責任で勝手に造っているのではない。
その為、法律でも予想を越える災害の場合には、電力会社の補償金額に上限を定めている。
しかし今回のケースの場合、今までで4番目に大きな地震が起こったにもかかわらず、この法律は適用せずに東京電力に無限責任を負わせている。

銀行側からしてみれば、【事故のリスクを考慮に入れて】金を貸していたとしても、国が責任を放棄して電力会社のみに責任を押し付けてしまえば計算がが狂うのではないのだろうか。
それとも政府は、国が全責任を放棄することまで考慮に入れて金を貸すべきだと主張しているのだろうか。
どちらにしても、倒産してもいない会社の債権を強制する権利は国にはないような気がする。

もし仮に銀行が今後、そこまでのリスクを計算に入れてカネを貸すという行動をとった場合、どうなるだろうか。
事故を起こしていない電力会社でも、原発を持っているというだけで貸した金がゼロになるリスクが新たに浮上しているので、当然電力会社の調達金利は上昇する。
電力会社だけでなく、何らかの事故によって大きな影響を与える会社の調達金利は全て上昇するかもしれない。
だって、国はいざとなったら全責任を放棄して、民間会社に全責任を押し付けるのだから。

電力会社の調達金利が上昇した場合、電力会社の経費は上昇するので、電力会社はその負担分は電力料金を値上げする形で、採算を合うようにするかもしれない。
となると、最終的に今の政府の身勝手な発言の後始末をするのは、国民ということになる。

というか、こんな政府なら、いつ
【銀行は日本のことを考えるのなら、全ての国債を放棄すべきだ】
とか言いかねない。

となると、国債そのものの買えない気もする。
関連記事

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://dorufurusu.blog33.fc2.com/tb.php/171-9690f1e7