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トヨタの会見を聞いて思った事。

先日、日経CNBCでトヨタの副社長が
『震災にあって、海外で購入していた部品の一部分だけを日本で使っているという事例が多く有り、部品そのものは海外で作っているのに一部の部品が手に入らないせいで、部品が調達できない。
部品会社の人たちは、一刻も早く拠点を海外に移して欲しい。』
というようなことを言っていた。

僕の意見としては、はっきり言って今回の地震による自動車会社の生産率の低下は、自動車会社の自業自得だと思う。
仕入れルートを絞り、一つの会社に大量発注をかけてコストダウンの圧力をかけ、在庫を持たない経営をしていたのは自動車会社だ。
仕入先を集中させることで、小規模の会社を倒産に追い込んだのは大手自動車会社だし、今回の地震で絞り込んで集中させた仕入先の工場が打撃を受けて部品を仕入れられなくなっただけだ。

そんな自動車会社が、今回は日本の部品会社に向けて、『一刻も早く拠点を海外に移せ。』という。

トヨタからしてみれば、工場が潰れたなら、新規で建物を建てるわけだから、どうせなら海外に建てろ。
という事なのだろう。

個人的には、自分達の事しか考えていないような気がする。

ただでさえ企業は海外に移動し、国内の労働市場は供給過多の状態にある。
この状態で、更に海外に仕事を移すということは、職場が減って失業者が増えるわけだから、給料は更に減少してしまう。
給料が減少すれば、結果的に自動車を持つ程の経済的余裕が無くなって、自動車離れが進むとは考えなら無いのだろうか?

インターネットが発達し、輸送サービスが充実している今。
自動車という物は昔ほど重要なものではない。
ホワイトカラーの人間であれば家に居ながらにして仕事は出来る環境は整っているわけだし、通信技術の更なる発達で、オフィスを小さくして固定費を減らし業務を自宅で出来るようにしようという会社も増えてくるだろう。
そうなれば、通勤自体がなくなるわけで、自動車自体が必要なくなる。

通勤以外の生活にしてもそうだ。
買い物などは、ネットショッピングの発達で、大抵の物は購入できる。
例え郊外に住んでいても、日用品が売っているスーパーなりコンビニが近所にあれば、自動車を持つ必要は無い。

つまり、これから先の自動車という物は、運送会社が使うトラックや会社の営業者以外は、趣味で持つぐらいしか需要が無い。
客に趣味で車を買わそうと思うなら、消費者を車が買える様な余裕がある生活にしなければならない。
簡単に書くと、景気を良くする為に行動しなければならないのだが
『一刻も早く海外に製造工場を移せ』
という発言からは、景気を良くする為に貢献しようという姿勢は見えてこない。

トヨタが、日本市場を捨てるというのなら話はわかるけども。
日本市場を捨てて、今現在の売り上げや利益を維持しようと思えば、他の国の売り上げを上げる事で補わなければならないと思うのだが、そこまで考えての発言なのだろうか。

成長しているBRICsは、今まで日本やアメリカが歩んできた道のりをそのまま歩んでいくわけではない。
既に発達している通信技術を前提にして街づくりをするわけだし、より効率の良い街づくりをするだろう。
それに、BRICsが今の先進国と同じようなレベルまで発達するかどうかも、今の段階ではわからない。

もし、目先のことだけを考えての発言なら、良く考えて発言して欲しい。
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