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フィンランド・反EUを掲げる政党が躍進

フィンランド総選挙:EU「南北格差」鮮明--右派躍進
フィンランドで、反EUを掲げる政党が躍進したらしい。

EUというのは、随分昔から問題点を指摘されている。
もっとも代表的な問題点は、国が統一されてないのに通貨だけが統合されている点だろう。

この、国の統合がされていないのに通過だけが統合されているという事の、何処に問題がるのかといいますと、財政政策はバラバラなのに金融政策は統一されているという事。
各国がそれぞれ自国の法律の下に政治を行って、各国がそれぞれ赤字決算や黒字決算をしているのに、通貨だけを統合した為に、各国が自由に金融政策を取れないとい事が大問題なわけです。

もっと噛み砕いて説明していきましょう。

EUという地域は、色んな国が集まって出来ているわけですが、経済的な大国はドイツとフランスだけなんです。
ドイツは車産業が盛んで、車輸出も大きな規模で、国内は潤っています。
そのため、経済的にはリーダー的な存在となっているんです。

その一方で他の国に目をやると、財政破綻が目の前の国が結構有ったりするんですよね。

少し前に話題になったのは【ギリシャ】の財政問題。
ギリシャの他にも、ポルトガル・スペインなども問題を抱えていますし、JOJOの奇妙な冒険 第5部の舞台になった【イタリア】なんかも『財政破綻目前の国』と紹介されているほどです。

一番の問題は、この経済格差です。

本来、景気が良くて、国民の取得給与額も上昇傾向にあり、物価も上昇傾向にあるような国は、【金利引き上げ】によってインフレを防止する金融政策が行われます。
その一方で、景気が悪くてお金の循環が悪い国は、【金利引下げ】によってお金の流れを良くする必要があります。

EUは、国が統一されていないので、地域格差を埋めることが難しく、状況にあった金融政策を取る事が難しくなっているんです。
つまり、景気の悪いギリシャ・ポルトガル・スペイン・イタリアなどに金融政策を合わし、金融緩和の政策をとった場合、インフレ気味のドイツ経済のインフレ率は更に上昇します。
逆に、ドイツに合わせて金融引き締めを行った場合、経済の弱い国は更に苦しくなってしまうわけです。

解りやすく日本で例えますと
日本は東京一極集中のため、東京に【人・物・金】が集まる構造になっています。
裏を返せば、地方からはそれらの財が逃げていっているわけです。

一見するとEUの構造に似ていますが、大きな違いが1つあります。
それは、日本は統一された一つの国だということです。

東京に集まった【人・物・金】によって生み出された富は、東京に地方税という形で入り、その金が地方交付税という形で各地方に分配されます。
また、日本には国境という物がないため、東京の土地が高いと感じれば地方に会社や住居を移すことも可能です。
なので、東京と他の都道府県とで経済温度差があったとしても、温度差が激しくなれば東京から地方に分配されるので、ある程度の幅で格差は止まる事になります。

しかし、EUは国自体はバラバラなので、経済格差は広がる傾向にあるわけです。

世界全体として景気が良ければ、財政問題に関する事も、そんなには問題にならなかったのでしょうが
ここ最近は経済的なショックが多すぎて、そのたびにEUのシステムがダメージを食らっている感じになっています。

ここ最近は注目される事が少ないEUですが、結構重要な局面に差し掛かっていると思います。


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