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集約集中する事によるリスク ③

分散と集中のテーマでは3回目です。
分散と集中を、資産運用の観点から考えてみようと思います。

皆さんは、資産運用と聞いてどんな事を思い浮かべるでしょうか?
郵便貯金。外貨。不動産投資。株式投資。債券運用。
世の中には様々な資産運用が存在します。

資産運用について考えた場合、多くの人が、どの資産を買えば効率が良いのか。儲かるのか。
というような事を考えると思います。
そして中には、『資産運用なんて不確かな物にお金は出せない。堅実に貯金する!』とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

このように考えた方は、資産運用に関する考え方を改めた方が良いかもしれません。
何故なら、実際には全ての人が既に資産運用をしているからなんです。

『私は何もしていない! 稼いだ金は全てタンス預金にしている!!』と主張する人もいらっしゃるでしょうが…
その行為は、【全額を日本円で運用】しているわけで、結果的に資産運用していることになります。

皆さんもご存知の通りですが、【日本円】という商品は、為替市場で売買される事で、絶えず価格は変動しています。
価格が変動しているという点では、【日本円】は他の資産である株・不動産などと同じ投資商品であるわけです。

???
と思ってらっしゃる方は、ちょっと観かたを変えてみましょう。
【日本円】というものは、日本に住んでいて日本で働いているから【価値が動いていないように見える】だけで、アメリカに住んでいてアメリカで働いて、ドルで給料から貰っている人から見れば、【日本円の価値は絶えず変化している】んです。

このように考えると、今まで安定志向で堅実だと思っていた人も、自分の置かれている立場を実感できるはずです。
全額【日本円】で資産を所有している人は、危険度からみると【全額米ドル】で持っている人や【全資産を不動産で所有】している人達となんら変わらないのです。

今現在の日本は、貿易黒字や外国債の受け取り利息などの経常黒字によって、日本円の価値は保たれている状況ではありますが
この状況が未来永劫続くと考えて【全額日本円】で持つという発想は、【土地】【株】が未来永劫上昇し続けると思い込んで投資し続けた、バブル期の人たちと同じことをやっていると理解すべきだと思います。

堅実だと思っている貴方から観て、全資産を株式投資につぎ込んでいる人を観てどう思いますか?
全額不動産につぎ込んで、現金が全く無い人をみてどう思いますか?

全額日本円で持つという事は、その人たちと同じことをしているのです。

誤解しないで欲しいのは、『危険だから株や外貨や現物資産を買って分散しろ』と言っているのではありません。
理解している状態で集中投資しているのであれば、それはそれで一つの投資手法だからです。

相場の指南書などでも、集中と分散の是非ひついては色々と議論されています。

しかし重要な事は、自分がどのような行動を取っているのかを理解し、その上で進むべき道を決めるという事では無いでしょうか?

資産運用における集中と分散については、またの機会に。

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