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集約・集中する事によるリスク ①

今回の地震で分かった事は

・ビジネスの集積による危険
・消費エネルギーの一本化による危険

ではないでしょうか。

ビジネスの集積化による危険から考えることにしましょう。

今まで企業は、通信技術や製造技術の発達により分散していた製造工場・組立工場を一箇所したり、仕入先を一本化することによって購入単価を引き下げるなどの集約化を進めてきました。
通常であれば製造・組み立てを一箇所にする事でコスト削減による利益の増加や、製品価格引き下げによる販売増を見込めるのでしょうが、色んな仕事を【一箇所】でするようになってしまったことによって、何らかの理由でその【一箇所】が潰れてしまう事で、今まで以上にダメージを受けてしまう構造になってしまいました。

例を出して書くと
インターネット販売に特化し、倉庫を1箇所にして、販売商品などは全てその一箇所の倉庫から出荷しているようなビジネスの場合。
1箇所の倉庫が災害によって壊れてしまう事で、全ての出荷が止まってしまいます。
倉庫内の商品などが壊れたりする事によって、その損害や事業を再開するまでにかかる費用や時間もかなりのものとなるでしょう。

もう一つ例を出すと
ある製品を作る際、製品に必要な部品を購入・製作依頼し、その部品を組立工場に持ち込んで組み立ててもらい、自社製品として販売するようなビジネスモデル、いわゆるファブレス企業の場合。
今まで製作・購入していた部品工場が潰れてしまった場合、また、組立工場が潰れてしまった場合に、新たに業者を探さなくてはならなくなり、同じような製品を作れる製造会社がたくさん有る場合には問題少ないが、無い場合は製品そのものを製造できなくなってしまう。

サプライチェーン・マネジメントなども同じような意味で影響を受ける事でしょう。
サプライチェーンによって各工程は分けられ、それぞれの工程で効率化が計られています。
昔はメーカーがそれぞれ下請け会社から調達していたわけですが、下請け会社も親会社だけに依存するビジネスモデルでは経営が不安定になるので、他のメーカーの仕事も受注しています。
下請け会社が統廃合して効率化を計ることによって、経営的には安定するようにはなりましたが、それぞれの工程を仕事とする業者が集約された事によって、業者の数そのものが減少しているので、メーカーのリスクは高まっている状態です。
つまり、一つの部品または組み立て工場が潰れる事によって、今までは1つのメーカーが困っていただけだったのが、複数のメーカーが困る状況になってるわけです。

行き過ぎた集約化はかなりの危険性があるということが、今回の件で良く解った。
かといって、分散しすぎるとコストが上昇するので、集約と分散のバランスを考える事も今後の課題かもしれない。

集中


集約と分散は、資産運用の世界では随分前から意見が分かれていたりする。
分散投資と集中投資で、どちらがパフォーマンスが良いのかというのは、結論から言うと投資に関しては、その人の持つ技術や知識や投資に注ぎ込める時間によって変わる。
分散

分散投資の場合は、そんなに知識・技術・時間が無くても、自分の資産をある程度守る事は可能になるが、その一方で大もうけできる可能性はかなり低い。
集中投資の場合は全く逆で、投資する際には投資対象に関する知識は絶対に必要だが、それ以外にもタイミングを計る技術や投資対象を中止する時間が必要となるが、大勝できる可能性がある。

何故この様になるのかは簡単で、分散投資の場合は、保有資産の中の一部の資産が大幅に価値が上昇したとしても、他の資産が目減りすれば上昇分を打ち消す事となる。
その一方で集中型の場合は、一部の資産の上昇がそのまま自分の利益になる為、儲けが出やすい。しかし、損失が出た場合はそのまま損失額となるので損する額も大きくなる。
損失を出来るだけ小さくする為に、知識・技術を注いで限定的にすることだ出来る能力が無ければ、集中型当市はすべきで無いという感じです。


結論をいうとリスク管理の点から考えて、ある程度の分散をするという事は避けられないと思う。
分散による悪影響は、コスト増加による企業の利益圧縮と製品・サービス価格の上昇だろう。
しかしその一方で、分散化によって工場の数は増えるわけだから、必要な労働者の数は増えるのではないだろうか。
悪影響だけでは無いような気もする。

もう一つの消費エネルギーの一本化による危険はまた次回に。
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