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北ア・中東の民主化運動で日本が受ける影響

北アフリカ、中東の民主化運動の広がりについてなのですが

日本の報道は楽観的に考えすぎているのか、または、このニュースに興味が無い人が多いのか、他国に比べて貯まり報道されてませんね。

聞いた話では、エジプトのニュースが頻繁に流れ出した当初、報道機関に『日本に関係ないことを時間を使って流すな!』という内容のクレームがあったらしい。

もしその話が本当で、そのことが原因で情報が流れていないのであれば、馬鹿に合わせなければならない今の世の中は、何か間違ってる気がする。


ということで今日は、民主化運動については自分で見聞きしたり調べた事を書いていこうと思います。

主な情報源は、【日経CNBC】【ラジオNIKKEI】【FOREX RADIO】です。

受け売りがメインなので、間違っていたり僕自身が間違った受け取り方をしている可能性もあるので、詳しい事は自分で調べてくださいね。


事の発端は、後進国で進むインフレが原因のようです。

そのインフレの原因は、人口増加や食の肉食化、アメリカが行っているQE2こと量的金融緩和も一つの要因になっているようです。

QE2による資金の流れとしては

米中銀が大量にドルが発行して国債を買う量的金融緩和を行う
 ↓
大量に出回ったドルは、より高い投資効率を求めて成長率の高い後進国に集まる。
 ↓
大量に資金が供給された後進国が、その資金を元手に更に成長し、経済は過熱していく。
 ↓
後進国に入りきらなかった資金は、商品市場に流れ込む。
 ↓
資金が流れ込む事によって、食料品などのソフトコモディティーが急上昇。
 ↓
経済過熱と食料品価格の上昇により、後進国はインフレに。
 ↓
後進国はインフレを抑える為に金融引き締め(利上げ)を行う。
 ↓
後進国の国民は、物価高の上に金利上昇による利払い増加で生活苦に。


量的金融緩和による後進国のインフレは、アメリカは否定してはいますけどね。


色々な要因でインフレが進んだが、そのインフレ率の上昇に給料の上昇が追いついて無い状態で、人々の生活は苦しくなり

最近普及し始めたフェイスブックやツイッターなどのSNSでの情報拡散によって、独裁体制に不満を持つ人達の意見が拡散し、民主化運動に火がついたようです。


エジプトに飛び火した時点で、市場関係者の多くは産油国に飛び火した際の悪影響などを指摘していたのですが、何故か日本では大相撲の八百長の方が重要だったようで、殆ど報道はされてませんでしたね。

その市場関係者が心配した通り、今現在産油国であるリビア・バーレーンに飛び火し

政情不安によって、原油積出港でも混乱が起こり、原油輸出に悪影響が出ているようです。

また、原油だけでなく他の天然資源にも影響が出ているらしく、イタリアへのガス供給も減っている様子。


バーレーン情勢も悪化しているが、バーレーンはこの国単独も危険なのですが、この国の支配構造の変化が他国に与える影響も大きいようです。

というのも今現在は、多数派であるシーア派を少数派であるスンニ派が支配している状態。

スンニ派は原油利権などを握っていて、シーア派層はその恩恵を得られていない事が反政府デモの原因の一つになっているらしい。

この構図はサウジアラビアでも同じらしく、少数派のスンニ派がシーア派に歩み寄る事での解決を図った場合、バーレーンの反政府デモはサウジアラビアにも飛び火する可能性が。

というか、独裁という点ではアラブ首長国連邦も王政の独裁政権。

今現在の意見では、国民の所得水準が高い国では反政府運動は起こらないという見方が多いけど、確実に起こらないとは言い切れないため、リスクは残る。

報道を見てもエジプトの反政府運動は、大統領を引きずり下ろすという事が最終目的になっていて、その後の国の運営をどうするのかというのは一般国民は考えていない印象を受けた。

ただ漠然と『独裁政権を潰せば、自分達の暮らしが今よりも良くなる』という思想が広がれば、国民所得が高くても反政府運動は起こる可能性は無いとは言い切れないのではないだろうか。

そして一番重要なことなのだが、民主化運動によって独裁政権が崩壊したからといって、崩壊後に出来る政府が全世界にとって歓迎できる政府では無い可能性も有るということ。

エジプト・バーレーンなどの独裁政権は、大多数の反米の国民を少数の支配者層の親米が押さえ込む事で、親米国家になってたらしいのだが

民主化運動によって独裁政権が崩壊した後、反米の人達が選ぶ政権は反米になる可能性も有るし、利権の奪い合いで内部抗争に発展する可能性も有る。


日本への影響については、原油の輸入価格が上昇する事によって原油由来の製品の価格が上がる可能性と

情勢不安で輸入供給そのものに不安が出る可能性が。


原油は、大きく分けて3つの製品がある。

主にイギリス北海で生産される【北海ブレンド】

アメリカで生産される【WTI】

中東近辺で生産される【ドバイ原油】

日本の原油輸入の9割近くはドバイ原油で、中東民主化デモの影響でこのドバイ原油の価格が異常なほど暴騰していて、民主化運動の悪影響は日本を直撃している状態です。

ちなみに日本のマスコミが原油価格を報道する際には【WTI】価格を報道しますが、日本に直接影響があるのはドバイ原油です。

なぜマスコミがWTIを報道するのかというと、先物市場での主な取引がWTIで他の原油がWTIを参考にして決まっているのと、WTIの方が原油の質が高い為、ドバイ原油よりも若干価格が高く推移しているからだと思われます。

高い価格を報道した方が危機感を煽れますしね。

ちなみに今現在は、ドバイ原油価格がWTIを上回っている状態なんですけどね。


日本以外への影響としては、ヨーロッパへの影響が高いようです。

歴史的な背景(植民地)から、ヨーロッパ各国は北アフリカなどに結構な投資をしているらしい。

情勢不安になってその投資した金を回収できなくなると、ただでさえドイツ以外の財政は危険な状態なのに、さらに危険な状態に。

また、産油国の原油を売った金であるオイルマネーは、ヨーロッパで運用される事が多いらしいが、政情不安でその金が引き上げられる可能性もあるらしい。

これもまた、ヨーロッパ経済を直撃するリスク。

実際に起こるかどうかはわからないことですが、可能性としては考えておくべきですよね。


個人的には、北ア・中東情勢は結構重要なニュースだと思うのですが

日本では八百長・海老蔵・覚せい剤(元タレントの)の方が重要らしい。


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