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初心者の経済入門 ~金利2

短期金利・長期金利のそれぞれの水準は、それぞれの市場によって決まります。

短期金利は【短期金融市場】で決まり、長期金利は【長期金融市場】で決まります。

どのようにして決まるのかといえば、簡単に書くと【需要】と【供給】のバランスによって決まります。

お金を貸したい【供給側】よりも、お金を借りたい【需要側】の方が多ければ金利は上がり、逆の場合は金利は下がります。


【短期金融市場】と【長期金融市場】は、それぞれが更に細分化されますが、そこまで細かい事は興味がある人が自分で調べれば良いレベルなので、ここでは省きます。

長短二つの金融市場で重要視されているのが

短期の場合は【無担保コール翌日物】

長期の場合は【10年もの日本国債】です。

正直、経済の専門家を目指そうとでも思っていない限り、この2つを覚えておくだけで良いと思います。

【無担保コール翌日物】は、日銀が短期金利の誘導目標をする際の金利で、市場操作もこの市場で行われます。

【10年もの日本国債】は、住宅ローン金利などの基準になる金利です。


上記では、金利は需要と供給で決まると書きましたが、それだけではピンと来ないと思いますので、10年もの国債を使って金利の推移を説明しようと思います。

解りやすくする為に、金利が5%の日本国債があると仮定します。

10年償還で金利が5%という事は、100万円で買った国債が10年後には150万になる計算になります。

100万円の5%の5万円の金利を10年間受け取るので、利息が50万、元金100万であわせて150万ですよね。

この、10年後に150万円になる債権をいくらで買うのかというのが、国債市場です。

100万で買えば金利は5%ですが、75万円で買えばどうなるでしょう?

元金75万円に対して、金利が10年で75万貰える事になりますので、金利は10%です。

逆のケースで、125万で購入すればどうなるでしょう?

元金125万に対して金利が25万しかつかないので、金利は2%まで下がります。

元々の元金が100万円の額面で発行されている債券を、75万で売る人や125万で買う人はいるの?と思われるでしょうが

それが存在するわけです。

例えば、この先景気が悪くなって、資金の循環が悪くなるのでは?と予測する人は、金利が高いうちに債権を購入したがります。

債権は発行額が決まっているので、欲しいと思っても一度出回った後では早々買えるものではありません。

ではどうするのかというと、債券市場を通して、債権を持っている人から買うわけです。

逆に、そんなに景気は悪くならないんじゃ?と考えている人にとっては、高く買って貰えるなら売却した方が特になるので、市場を通して売るわけです。

今回は景気が悪くなるという予測での売買を説明しましたが、景気が良くなる場合は逆のケースが起こります。

景気が良くなって資金が循環しやすくなると、他の金融商品を持っている方が得だと考える人が多くなる事で、債権を売る人が多くなります。

そうすると債券価格が下落し、需要と供給が合致するところで価格が決定されるわけです。


これが、金利が決まる仕組みです。

ようは、10年後償還される債券をいくらで購入するかというオークションによって決定します。

このオークション形式というのは、債権に限らず、株・為替などもオークション形式なので、覚えておくといいでしょう。

注意が必要なのは、普通のオークションが売り物1つに対して購入意欲がある人が複数居るのに対し、金融市場のオークションの場合は、売り手と買い手が両方複数いることです。

売り手は、ライバルである同じ売り手よりも安い値段を提示すれば売りやすくなりますし、買い手は、同じ買い手の中で最高額を提示すれば直ぐに買えます。

お互いが複数なので、取引が成立しても取引はずっと続く事となります。



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