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【漫画紹介】テルマエ・ロマエ

映画化やアニメ化、ネットの宣伝などで随分前から話題になっていた【テルマエ・ロマエ】を、今さらながら読みました。

簡単なあらすじ

古代ローマ時代に生きる浴場設計士であるルシウスは、悩みを抱えていた。
彼の生きている時代では、新たなデザインがもてはやされ、昔ながらの在り来りの浴場を設計していたのでは見向きもされない時代。
そんな時代に彼は、古き良き文化を残すべきだという持論を展開するが、設計事務所の上司からは理解されず、解雇されてしまう。
職を失い落ち込んでいる彼に対し、友人の彫刻家マルクスは気分転換の為に公衆浴場へと誘う。

シリウスはずっと落ち込んでいても仕方が無いとマルクスの誘いに乗り、公衆浴場でくつろいでいると、彼はその公衆浴場で不思議な排水口を発見する。
浴場設計士である彼はその奇妙な排水口に興味を示し、調べようと近づいたところ、余りの吸引力に排水口に吸い込まれることになる。
溺れ死ぬ前に必死に水面に出ようと足掻き、やっと水面に出る事が出来たルシウスが見た光景は、見知らぬ銭湯で入浴をしている平たい顔をした人間だった。

ルシウスが飛ばされた場所は、1970年代の日本の銭湯だった。
だが、何が起こったのかが解らないルシウスは、先程見つけた穴が、奴隷用の別の浴場に繋がっていたのだと解釈した。
しかし、浴室の内装や、置かれている小物、初めて見る扇風機やドライヤーなどの機械を見て、かなりの衝撃を受けるルシウス。
ルシウスは、かなりの文明の高さを見せつけられるも、自分が時空を超えて2000年後の極東の島国【日本】まで来ているとは夢にも思わず、ローマ人としてのプライドを傷つけられて思い悩む。

思い悩んでいるルシウスを見た平たい顔族(日本人)の一人が、『これでも飲んで元気を出せ』とルシウスにフルーツ牛乳を渡し、彼がそれを飲んで感動した直後、ルシウスの意識は遠くなり…
再び彼が目覚めた時には、元いた古代ローマの浴場に戻っていた。
ルシウスは、湯でのぼせて夢でも見ていたのかとも思ったが、ふと自分の手元に目をやると、そこにはフルーツ牛乳の空き瓶が転がっていた。。
その後ルシウスは、先程、平たい顔族の浴場で見たアイデアを古代ローマ風呂に取り入れ、今までローマにない斬新な風呂作りを行う。

建設された浴場は、大ヒット。
その浴場がローマ人の間で話題となり、次々とルシウスへ建設依頼が来ることとなる。
しかし建設依頼に来る客は、ルシウスに今までにない浴場の建設を求め、その度にルシウスは思い悩む。
そして思い悩む度に、何らかの形で風呂に突き落とされる事故に会い、その事故を切欠にして日本の風呂限定でタイムスリップすることとなる。


以上、あらすじ

感想としては、一言でいうと非常に面白い。
ジャンル的にはギャグマンガとなるのだが、主人公のルシウスは、至って真面目で几帳面な性格をしており、くだらないギャグを連発して笑いを取るタイプの漫画でない。
主人公の【ルシウス】が、2000年後の日本の技術を見て衝撃を受ける、感動する様が面白い。

また作品から、著者の古代ローマに対する熱い思いが伝わってくる。
作品自体は、2000年後の日本の技術を見て、技術力の差にルシウスが落ち込むシーンが多々登場するが、日本の技術を持ち上げると言うよりも、日本人に親しみがある日本の浴場と古代ローマをリンクさせることで、日本の読者に古代ローマに対する興味を抱かせる作りとなっている。
僕は歴史には余り興味がないのだが、この作品を読んだことで、古代ローマに対する興味が出てきたほどだ。
歴史に興味のある方、興味のない方に幅広くオススメできる漫画です。

   



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【漫画紹介】 HELLSING



あらすじ

ある田舎町で、数十人が惨殺されるという大きな事件が起こった。
事件解決のために警官隊が出動するも、その警官隊とは途中で連絡が途絶え、一向に事態が収拾することも出来ず、何が起こっているのかを把握することさえ出来なかった。
そこで、特殊機関、王立国教騎士団【HELLSING】に援助要請が出される。
HELLSINGから出向いてきたモノは2人だけ。
一人はHELLSING当主インテグラ。
そしてもう一人は、HELLSING唯一の戦力にして最終兵器であるアーカード。

聞きなれない組織HELLSING。
そして今現在起こっている事が理解出来ない警官隊。
事態を把握しようと、インテグラに詰め寄る警官隊の司令官。
しかし彼はインテグラから、にわかには信じられないような話を聞くこととなる。

事件を起こしているのは【吸血鬼】、先程突入した警官隊は、吸血鬼に血を吸われたことによって喰屍鬼(グール)になっているということ。
科学が進んだ現代で、誰もその話を鵜呑みには出来なかったが、警官隊を何人も送り込んでも一向に解決できなかった事件は、アーカードの出動によって一瞬で片付く事となる。

その後は、インテグラ。アーカード。そして、最初の事件でとある事情からHELLSINGに入ることになった婦警を中心に、次々と起こる事件を解決していくのだが。。


みどころ

この作品の登場人物は、基本的に全員狂ってます。
特に、アーカードのライバル的な存在である【アンデルセン神父】等は、その象徴かもしれません。
物語の中で、HELLSINGは金で人殺しをする傭兵を雇うことになるのですが、この物語の中では彼らの存在が一番まともに見えるほど、他の登場人物が狂ってます。
しかし単行本を読み進めていくうちに、そんな狂った人達にも、自分の信じる道が存在し、その道を全力で突き進んでいく様に感動します。
また、大きな力を持つキャラクターに対し、ひ弱な人間が人類のプライドをかけて戦う姿にも心を動かされます。

そして、この漫画のみどころの一つのなっているのが、各キャラクターが放つセリフの数々です。
書くキャラクターの独特のセリフによって、物語の異様な雰囲気と魅力が倍増されています。

感想

個人的にはお勧めなのですが、話の内容的にも暴力的でグロテスクな表現が多々出てきますし、宗教が絡んでくるので、読む人を限定する漫画です。
一部の人は、読まない方が良いかもしれません。

単純に漫画を漫画として楽しめる人にはお勧めできる作品です。



【漫画紹介】 ドリフターズ

    

あらすじ

物語は、西暦1600年の日本で起こった関ヶ原の戦いから始まる。
瀕死の状態の島津豊久が、関ヶ原から島津に帰ろうと山中を歩いた次の瞬間、両側に扉が並んだ異世界の通路に紛れ込んでしまう。
その通路の中央には、スーツに身を包んだメガネをかけた男、紫が事務処理をしており、傷だらけの島津豊久を見つけた途端、手元にあった書類に何かを書きだした。
次の瞬間、島津豊久は両側に並ぶ扉の一つに吸い込まれ、そこで意識を失い倒れてしまう。

豊久は運良く異世界の住人であるエルフの子供に発見され、同じようにこの世界に飛ばされてきた者達であるドリフターズが住む荒城に送られた。
ドリフターズによって荒城に運ばれて手当をされた豊久は、なんとか意識を回復し、状況を把握する為に周りを見渡した所、織田家の家紋のもとに座す一人の男を発見した。
自分の状況を把握しきれず、目の前の人物に警戒心と敵意を剥き出しで、刀を突きつけて『何者か』と尋ねる豊久に対し、その男は豊久に火縄銃を突きつけながら自分が信長となのる。
豊久が生きていた時代では【信長】は16年前に死んでおり、にわかには信じることが出来ない豊久は、『嘘を付くな』と詰め寄り、一瞬即発の状況になるも、食料調達を終えて帰ってきた美しい青年が仲裁に入り、なんとかその場は収まる。
その後豊久は、その場にいた2人のドリフターズと情報交換をすると、先程言い争った相手は本当に信長の様で、もう一人の美しい青年は、豊久の生きた時代から400年も前に生きた人物、那須与一である事がわかった。
互いに持つ情報を交換し、自分達が同じ状況に置かれていることを確認したドリフターズ達は、一時の休息に入るのだった。

しばらくして廃城の直ぐ近くにあるエルフの村が、その地域を収める人間によって襲われる。
豊久は、負傷を負って意識を失っていた自分を助けてくれたエルフの子供達に恩を返す為、襲ってきた人間たちと交戦する。
一方その頃、信長は、ある思惑から、エルフたちの畑を全て焼き払う。

豊久が敵を打ち倒して一段落した後、信長はエルフたちに一揆を起こすよう仕向ける。
仲間を目の前で殺され、守るべき田畑も全て失ったエルフたちは、農具を置き、代わりに手に武器を取ることとなる。。

ここに、豊久を大将とした、信長の国取りが始まる。

【紫】が、物語の舞台にドリフターズ(漂流物)を送り出すように、紫と敵対する立場の少女【EASY】がエンズ(廃棄物)を送り出す。
廃棄物の王である黒王は、亜人種(ゴブリン・オーク等)を味方につけ、人類を殲滅する為に軍隊を組織し、人間族の国であるオルテ帝国を攻め落とそうと襲いかかる。
その一方で、ドリフターズの重要性をいち早く察知した「十月機関(オクト)」なる導師結社は、黒王に対抗する為にドリフターズを集結させ、黒王を迎え撃とうとする。

人類を殲滅し、亜人種の国を作ろうとする廃棄物。
黒王軍を迎え撃つ為、ドリフターズを集結させ、ドリフターズにオルテ軍の指揮をさせようと目論む十月機関(オクト)。
そして、人間族の国であるオルテ帝国に奴隷として扱われていたエルフ達を先導する豊久達。

様々な感情を巻き込みながら、物語は進んでゆく。


みどころ

この物語は、僕達が住んでいる【この世界】に実在した人間が、ファンタジーの世界に送られ、それぞれの立場で戦争を行います。
その、戦争を繰り広げる人物達ですが、かなり面白いメンツとなっております。

ドリフターズ
島津豊久、織田信長、那須与一、ハンニバル・バルカ、スキピオ・アフリカヌス 等
廃棄物(エンズ)
土方歳三、ジャンヌ・ダルク、アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ、ラスプーチン等

少年漫画の様な、単純なパワー比べのバトルというより、戦略を練って戦うタイプの漫画なので、先の展開を予測しながら読むなど、様々な楽しみ方ができます。
作者が前回紹介した【HELLSING】を書いていた作者なので、残虐なシーンなども多く存在する為、見る人を限定する作品ではありますが、大丈夫な方にはオススメできる作品です。

   

【漫画紹介】 もやしもん

       



あらすじ

物語は、菌が肉眼で見え、しかも話せる特殊能力を持つ少年【沢木惣右衛門直保】が、某農業大学へ入学し、右往左往する物語です。
おわり

みどころ

この物語の真の主人公は、菌自身であると言っても過言ではないぐらい、菌の存在感が凄い物語です。
主人公が入学後に入ったゼミを担当する教授が、発行をメインに研究している事もあり、基本的には発行食品メインで話が進んでいきます。
只の漫画と言えない程文字数が多く、ひとつの食品やお酒に対して、詳しく、それでいてわかりやすく説明されています。
物語は【ビール編】【日本酒編】【ワイン編】【アメリカ編】といった様に、テーマごとにわけられていますので、気になるテーマだけを読み返すことも可能です。

【食】に興味をもつ人には、かなりお勧め出来る作品となっています。

そして、もうひとつの見所としては、菌たちが繰り広げる物語です。
主人公の沢木が見える菌は、アニメの絵の様にデフォルメされており、しかもかなりの知能を持っていて饒舌です。
moyasimon.jpg

その菌たちが若干人間を見下す感じで、菌目線で繰り広げる物語が面白く、可愛いです。
まぁ、可愛いといっても、菌たちが行なっていることは基本的には戦争等の勢力争いだったりするんですけども。。
しかし、あのデフォルメされた菌たちが、アノ口調で繰り広げる戦争は、何故か可愛かったりします。
どの様な雰囲気になっているか詳しく知りたい方は、取り敢えず一冊だけも買って見ることをお勧めします。


感想

【みどころ】でも書きましたが、菌や発酵食品のことが、わかりやすく説明されていることに感心します。
僕も含め、ややこしく難しいとされる【ワイン】の説明なども、2ページほどの解説ページで簡単に開設してある為、雑学などの知識が欲しい方にもお勧めです。

また、ただ単に菌や発酵食品の説明だけで作品が構成されているわけではなく、大学内や学生同士の恋愛?等の学園モノの要素も取り入れてありますので、漫画としても楽しめます。
個人的には勝手良かった作品です。


       

【漫画紹介】 Liar Game

       

あらすじ

相手の事をすぐに信じ、疑うことを知らない純粋な少女【神崎 直】。
そんな彼女のところに、ある日突然、荷物が届く。
その荷物を何の疑いもなく開けてしまう神崎 直だったが、その中身に驚くこととなる。
中に入っていたのは現金1億円。
そしてもう一つ、【Liar Game】のルール説明。

その説明によると、荷物を開けるという行動そのものが、Liar Gameへの参加表明になっていた。
慌てて小包を最確認すると見落としてしまいそうな目立たない場所に、『LIAR GAMEに参加される場合のみ、この箱をお開けください』という注意書きが書かれていた。
こうして神崎直は、意味もわからないままLiar Gameトーナメントに参加することとなる。

Liar Gameの第一回戦のルールは、同じように小包で現金1億円を送られた相手を騙し、1億円を強奪するというルール。
対戦相手として指名された相手は、神崎直の恩師だった。
知人が対戦相手と知った神崎直は安心し、怪しいゲームであるLiar Gameの相談をしに恩師の元へ行った神崎直だったが、まんまと恩師に騙されて1億円を強奪されてしまう。
追い込まれた直は、出所したばかりの天才詐欺師、秋山深一に助けを求めるが。。


みどころ

世の中では、【信じることの重要性】【信じる心の大切さ】などが語られることが多いですよね。
この作品は、映画化・ドラマ化されています。
それらの内容では、【人を信じることの重要性】をメインに描かれているのですが、原作となる漫画版では、違います。
他メディアで【信じること】を全面に押し出しているのに対し、漫画版では【疑うことの重要性】を説いています。
逆に、何の裏付けもなく、ただ単に【信じる】事は悪いことだと主張しています。

では何故、信じることが悪いことなのか。
理由としては、【何の裏付けもなくただ単に信じる】という行為は、本当に相手を信頼して【信じている】のではなく、ただ単に相手に対して無関心だから。
無関心。つまり、相手に対して興味がないから、相手が何を話してようが自分自身には関係なく、疑う必要もない。
自分に害が及ばない限り、相手が何を話そうが、どういう行動を取ろうが自分には関係ない。
その態度の延長が、【ただ単に信じる】という行為。
つまり今の社会は、無関心である事を【信じる】というプラスイメージの言葉に置き換えているだけなので、【信じる】という行為は素晴らしいことでも何でもない。
という事です。

本当に素晴らしい【信じる】という行為は、相手を疑い、その疑いを一つずつ潰していく過程で生まれる信頼関係を築き上げた後にしか存在しないというわけです。

この物語は、Liar Gameを通し、主人公の神崎直が人に感心を持つようになる物語です。
僕自身を含め、疑う事が悪で信じることが善だと思い込んでいる人は、読むことで見る世界が変えられる作品となってます。


感想

この作品は結構頭を使うので、読む事自体が面倒くさくなる人もいると思うので、万人に進められる漫画ではありません。
また、【信じる】という事を善の行為だと強烈に思い込んでいる人にも、受け付けないかもしれません。

しかし、読むことで自分の考え方自体がガラッと変わる可能性がある作品ですので、ドラマ・映画などでこの作品を知って、また、この記事を見て少しでも興味を持っている人には、読んで欲しい作品です。


       











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