スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

集約・集中する事によるリスク ①

今回の地震で分かった事は

・ビジネスの集積による危険
・消費エネルギーの一本化による危険

ではないでしょうか。

ビジネスの集積化による危険から考えることにしましょう。

今まで企業は、通信技術や製造技術の発達により分散していた製造工場・組立工場を一箇所したり、仕入先を一本化することによって購入単価を引き下げるなどの集約化を進めてきました。
通常であれば製造・組み立てを一箇所にする事でコスト削減による利益の増加や、製品価格引き下げによる販売増を見込めるのでしょうが、色んな仕事を【一箇所】でするようになってしまったことによって、何らかの理由でその【一箇所】が潰れてしまう事で、今まで以上にダメージを受けてしまう構造になってしまいました。

例を出して書くと
インターネット販売に特化し、倉庫を1箇所にして、販売商品などは全てその一箇所の倉庫から出荷しているようなビジネスの場合。
1箇所の倉庫が災害によって壊れてしまう事で、全ての出荷が止まってしまいます。
倉庫内の商品などが壊れたりする事によって、その損害や事業を再開するまでにかかる費用や時間もかなりのものとなるでしょう。

もう一つ例を出すと
ある製品を作る際、製品に必要な部品を購入・製作依頼し、その部品を組立工場に持ち込んで組み立ててもらい、自社製品として販売するようなビジネスモデル、いわゆるファブレス企業の場合。
今まで製作・購入していた部品工場が潰れてしまった場合、また、組立工場が潰れてしまった場合に、新たに業者を探さなくてはならなくなり、同じような製品を作れる製造会社がたくさん有る場合には問題少ないが、無い場合は製品そのものを製造できなくなってしまう。

サプライチェーン・マネジメントなども同じような意味で影響を受ける事でしょう。
サプライチェーンによって各工程は分けられ、それぞれの工程で効率化が計られています。
昔はメーカーがそれぞれ下請け会社から調達していたわけですが、下請け会社も親会社だけに依存するビジネスモデルでは経営が不安定になるので、他のメーカーの仕事も受注しています。
下請け会社が統廃合して効率化を計ることによって、経営的には安定するようにはなりましたが、それぞれの工程を仕事とする業者が集約された事によって、業者の数そのものが減少しているので、メーカーのリスクは高まっている状態です。
つまり、一つの部品または組み立て工場が潰れる事によって、今までは1つのメーカーが困っていただけだったのが、複数のメーカーが困る状況になってるわけです。

行き過ぎた集約化はかなりの危険性があるということが、今回の件で良く解った。
かといって、分散しすぎるとコストが上昇するので、集約と分散のバランスを考える事も今後の課題かもしれない。

集中


集約と分散は、資産運用の世界では随分前から意見が分かれていたりする。
分散投資と集中投資で、どちらがパフォーマンスが良いのかというのは、結論から言うと投資に関しては、その人の持つ技術や知識や投資に注ぎ込める時間によって変わる。
分散

分散投資の場合は、そんなに知識・技術・時間が無くても、自分の資産をある程度守る事は可能になるが、その一方で大もうけできる可能性はかなり低い。
集中投資の場合は全く逆で、投資する際には投資対象に関する知識は絶対に必要だが、それ以外にもタイミングを計る技術や投資対象を中止する時間が必要となるが、大勝できる可能性がある。

何故この様になるのかは簡単で、分散投資の場合は、保有資産の中の一部の資産が大幅に価値が上昇したとしても、他の資産が目減りすれば上昇分を打ち消す事となる。
その一方で集中型の場合は、一部の資産の上昇がそのまま自分の利益になる為、儲けが出やすい。しかし、損失が出た場合はそのまま損失額となるので損する額も大きくなる。
損失を出来るだけ小さくする為に、知識・技術を注いで限定的にすることだ出来る能力が無ければ、集中型当市はすべきで無いという感じです。


結論をいうとリスク管理の点から考えて、ある程度の分散をするという事は避けられないと思う。
分散による悪影響は、コスト増加による企業の利益圧縮と製品・サービス価格の上昇だろう。
しかしその一方で、分散化によって工場の数は増えるわけだから、必要な労働者の数は増えるのではないだろうか。
悪影響だけでは無いような気もする。

もう一つの消費エネルギーの一本化による危険はまた次回に。
スポンサーサイト

集約・集中する事によるリスク ②

今回の地震で原子力発電所が被害を受けた事で東日本の電力供給量が下がってしまい、東関東地域での経済活動に悪影響がでました。
消費電力量が少なめの冬でも需給バランスが崩れ、供給が少なくなった事で計画停電しなければならない事態になりました。

一つの発電施設で作られていた電気が作れなくなっただけで、東関東全域に影響が出るのも、集約化が招いた事ですね。
といっても、原子力発電所を色んな場所に個々に設置するのは、住民の合意を取り付けたりコスト面などから考えても難しいのかもしれなかったのでしょうが、設置する地域を分散する事で被害は縮小できた可能性は有りますね。
夜景1

まぁ、こんな後出しジャンケンのような事を事故が起こってから言っても何もならないので、原子力発電の話はこの辺りで止めて、別の視点からエネルギーの集約の問題を考えてみようと思います。

原子力発電は電気を製造販売する立場からの見方ですが、次は購入者側から見てみましょう。
消費者が使うエネルギーには電気もそうですが、灯油などの化石燃料、ガスやプロパンガスなど色々有りますよね。
消費者はその中からどれを選んでもいいわけです。

販売する側からすれば出来るだけ売り上げを伸ばしたいので、購入量を増やしてくれた消費者にはサービス価格で提供するという宣伝活動なども当然行います。
電力会社が行ってる【オール電化】の進めも、企業としては当然行為ですし、消費者もより優位な条件で提供してくれるエネルギーを選ぶのは当然なのですが、今回の地震で消費者が考えなければならないことが一つ解りました。

それは
エネルギーの購入を1つにする事によって、そのエネルギーの供給が止まる事で、普通の生活が出来なくなる可能性があるということを考える事です。
夜景001

今回の例でいうと、東日本の電力供給が減ったことによって、オール電化住宅などはかなりの影響を受けます。
電気消費量が少ない冬だと影響は限定的ですが、エアコン使用によって電気消費量が増える夏などは、オール電化の家は全ての機器が試用できなくなる可能性があるわけですから。

今現在だと、5ブロックに分けて3時間ごとの計画停電で何とかなってはいますが、夏には更に消費量が増えるので今のままの供給量や計画停電では供給量が足りない可能性も有るので、電気供給問題は更に深刻になる可能性があるでしょう。
既存の使っていない発電施設を使ったり新たに施設を作る事で需要を賄えればそれで良いのでが、賄えないと悲惨な事になってしまう事も考える必要がありますよね。

誤解しないで欲しいのは、【オール電化】は駄目だといっているわけではありません。
電気だけでなく、ガスだけで生活できる【オールガス】など、何か一つに絞るという事にはそれなりの危険が存在するという事です。

新たに住宅を建てる人などは、【オール電化】【オールガス】などのエネルギー購入の一本化をする際には、コストだけでなく【そのエネルギーの供給が止まる】可能性も考えて住宅を建てる必要がありますね。
その危険性を考えた上で、購入エネルギーを分散化するか一本化するかを考える必要があります。
キャンドル01

一本化することによって単価は減少するが、供給がストップすると生活に支障が出る。
分散すると、エネルギー購入単価は上昇しますが、どれか一つが止まっても他はのエネルギーを使用している機器は使用できる。

危険を受け入れてお金を取るか、お金を支払って危険を減らすか。

消費者もその事を考える事が必要となりそうです。



集約集中する事によるリスク ③

分散と集中のテーマでは3回目です。
分散と集中を、資産運用の観点から考えてみようと思います。

皆さんは、資産運用と聞いてどんな事を思い浮かべるでしょうか?
郵便貯金。外貨。不動産投資。株式投資。債券運用。
世の中には様々な資産運用が存在します。

資産運用について考えた場合、多くの人が、どの資産を買えば効率が良いのか。儲かるのか。
というような事を考えると思います。
そして中には、『資産運用なんて不確かな物にお金は出せない。堅実に貯金する!』とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

このように考えた方は、資産運用に関する考え方を改めた方が良いかもしれません。
何故なら、実際には全ての人が既に資産運用をしているからなんです。

『私は何もしていない! 稼いだ金は全てタンス預金にしている!!』と主張する人もいらっしゃるでしょうが…
その行為は、【全額を日本円で運用】しているわけで、結果的に資産運用していることになります。

皆さんもご存知の通りですが、【日本円】という商品は、為替市場で売買される事で、絶えず価格は変動しています。
価格が変動しているという点では、【日本円】は他の資産である株・不動産などと同じ投資商品であるわけです。

???
と思ってらっしゃる方は、ちょっと観かたを変えてみましょう。
【日本円】というものは、日本に住んでいて日本で働いているから【価値が動いていないように見える】だけで、アメリカに住んでいてアメリカで働いて、ドルで給料から貰っている人から見れば、【日本円の価値は絶えず変化している】んです。

このように考えると、今まで安定志向で堅実だと思っていた人も、自分の置かれている立場を実感できるはずです。
全額【日本円】で資産を所有している人は、危険度からみると【全額米ドル】で持っている人や【全資産を不動産で所有】している人達となんら変わらないのです。

今現在の日本は、貿易黒字や外国債の受け取り利息などの経常黒字によって、日本円の価値は保たれている状況ではありますが
この状況が未来永劫続くと考えて【全額日本円】で持つという発想は、【土地】【株】が未来永劫上昇し続けると思い込んで投資し続けた、バブル期の人たちと同じことをやっていると理解すべきだと思います。

堅実だと思っている貴方から観て、全資産を株式投資につぎ込んでいる人を観てどう思いますか?
全額不動産につぎ込んで、現金が全く無い人をみてどう思いますか?

全額日本円で持つという事は、その人たちと同じことをしているのです。

誤解しないで欲しいのは、『危険だから株や外貨や現物資産を買って分散しろ』と言っているのではありません。
理解している状態で集中投資しているのであれば、それはそれで一つの投資手法だからです。

相場の指南書などでも、集中と分散の是非ひついては色々と議論されています。

しかし重要な事は、自分がどのような行動を取っているのかを理解し、その上で進むべき道を決めるという事では無いでしょうか?

資産運用における集中と分散については、またの機会に。












上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。