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トレーラーハウスから巨大企業の社長になった、幸運な私

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この本の著者について少し書きますと

著者デイビット・ノバックさんという人は

アメリカの投資会社、バークシャー・ハサウェイを運営する有名な投資家、ウォーレン・バフェット氏に

『もし経営者を指名するドラフト会議のようなものがあったら、彼を1位指名する』と言わせたほどの人です。


この本は

タイトルからも解る通り、トレーラーハウス出身の著者が、コネなし金なし学歴無しで巨大企業の社長になることになった経緯が書かれている自叙伝です。


日本では【トレーラーハウス】というの物は馴染みがないですが

簡単に書くとキャンピングカーのような物で、家を買うほどのお金がない人たちが、車を家代わりに使って生活することをトレーラーハウスと呼ぶようです。

名前だけ聞くと、極貧生活してた人が社長に??と勘違いする人もいらっしゃるでしょうが(僕ももその一人ですが)

著者は、ご両親が地図の製作会社に勤めており、緯度と経度を図る為に一定距離を移動し、移動先で数ヶ月滞在するといったライフスタイルだったようで

極貧生活といったわけではありませんでしたが、一般的とは言えない変わった幼少期を過ごしていた方です。

そして、本を読み進めていくと、この幼少期の生活がかなり大きな影響を与えていた事もわかって来ます。


そんな生い立ちの彼が、どのような会社の社長になったのかといいますと

ヤム!ブランズという外食チェンの会社です。

余り聞いたことが無いぞ?と仰る方に、ヤム!ブランズがどのような会社かを簡単に説明しますと

元々、飲料・外食チェーン大手の【ペプシコ】という会社が、飲料と外食の間にシナジー効果が感じられないという事で、二つの部門を切り離して2つの別会社にしました

それにより【ペプシコ】と【ヤム!ブランズ】という二つの会社が生まれました。

【ペプシコ】は、ペプシコーラで有名な会社

そして、【ヤム!ブランズ】は、参加に【ケンタッキーフライドチキン】【ピザハット】などを抱える、世界展開をしている外食大手です。


コネ無し カネ無し 学歴無し の著者が、どのようにして巨大会社の社長にまで駆け上がったのか

その行動や考え方などが、そのまま書かれています。

この本の素晴らしいところは、自分に都合の悪い事や間違った事を隠さずに書いてあるという事です。

ワンマン社長にありがちな、自慢げに成功体験を箇条書きしている作品ではなく


成長前の自分はこういう考えだったが、上司からは反対され、自分の意に反しながら上司の意見を聞き入れた

だが、物事が進んでいくと上司の主張が正しかった事が判明し、自分はそのことによって何を得てどう成長できたかなどが書かれています。


この本自体には、何か特別な事が書かれているわけではありません。

他のビジネス書や啓発本に書かれているような事が書かれています。


しかし、この本が他の本と決定的に違うのは、この本が自分の経験を通して書いてあるという点です。

自分がどう考え・行動し、何を吸収してどのように成長したのか。

全てが経験を通して書いてあるため、非常に説得力があります。


興味がある方は、是非読んでみる事をお勧めします。

次回は、本の内容について触れてみたいと思います。


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トレーラーハウスから巨大企業の社長になった、幸運な私 その2

この本で著者は、自分の経験を通して大切な事を学んでいきます。

そのことについて少しだけ書いていこうと思います。


彼は、幼少期にトレーラーハウスで暮らしていました

トレーラーハウスで定期的に移動しながら暮らすという環境の中で、彼は後の人生に大きな影響を与えることを学びます。

それが、本の中で何度も出てくる【混沌から抜け出す】ことの重要さです。

トレーラーハウスで定期的に地域を移動しながらの生活は、子供からすれば【いつも転校生】の立場であるわけです。

子供という物は新しいものに興味を抱く物で、いつも【転校生】である著者は、何もしなくても他の生徒から関心を持たれ、絶えず話題の中心でした。


しかし、そんな生活にも転機が訪れます。

父親の仕事内容が変わり、一つの地域に定住する事になったのです。

【転校生】も最初は皆から興味を持たれますが、ある程度の期間を過ごすと他の生徒達と同じような扱いになってしまいます。

つまり、【混沌】の中に埋もれてしまうのです。

普通の生活を送ってきた子供にとっては当然のことなのですが、いつも話題の中心に居た彼にとってはかなり大きな出来事だったらしく

その頃から【混沌から抜け出す】事をしなければ、自分の存在はアピールできないと思うようになります。


この【混沌から抜け出す】という言葉は、かなりの出来事に通用する考え方であり

彼は、この【自分なりの真理】を基本ルールのようにして、人生を歩んで生きます。


例えば、就職活動。

他の学生達が普通に就職活動をする中、彼だけが自分を売り込むための【小冊子】を作って企業に送った。

誰もそんなことをする人間は居なかったので、多くの会社から連絡が来たそうだ。


次に彼が学んだ事は、【仕事を愛する事】

彼は学生時代、百科事典を売り歩くというアルバイトをした経験があったのだが

ここで【仕事を愛する事】の重要さを知る事になる。

この仕事は歩合制で、営業手段は自分で考えるという仕事で、彼は2日で3セットを売って225ドルを手に入れたのだが

彼は、本当に百科事典を欲しくない人に押し売りしてしまったかのような罪悪感を覚え、2日で仕事を辞めたそうだ。


次に学んだのが、自分を客観的に見る事の重要さ。

自分を大きく見せようとせず。 かといって、自分を卑下しすぎず、【丁度良いサイズ】で居る事の重要さを学ぶ。


次が、【良くやったことに報いる】事。

ここでも彼の経験が書かれていたので紹介すると

彼が昼間の仕事だけではお金が足りなかったので、夜間ホテルで仕事をしていた時期があったのだが

その時に、当時有名だったポップシンガーがホテルを利用する事になった。

彼は考えられる限りのサービスを行ったらしいのだが、そのポップシンガーは最後までチップを出さなかったらしい。

この時のチップをもらえなかった時の怒りと共に、仕事に対して評さされなかったときに、人はどのような感情を抱くのかを身をもって知ったそうだ。


この後も様々な事が書かれているが、基本的には

【混沌から抜け出す】【仕事を愛する】【丁度良いサイズ】【良くやったことに報いる】

これらの事が基本形となっていて、これらをどう発展させるかといった事が書かれている。

簡単に書くと

【仕事を愛】せないと、【混沌から抜け出】せるようなアイデアを考えようともしないし、思いつきもしない。

愛すべき仕事があり、よりよくするアイデアがあったとしても【良くやったことに報いる】気持ちが無ければ、一緒に仕事をしてくれる人は集まらないだろう。

自分の【丁度良いサイズ】を知らなければ、自分よりも書く上の人からの助言も素直に聞くことが出来ないし、部下を上手く使う事も出来ない。


ここで紹介したのは本の序盤なので、より詳しい事を知りたい人は、本を購入する事をお勧めします。


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この本の印税は、全額寄付されるそうです。


マネジメント P,Fドラッカー

この本は、去年話題になった小説
【もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 】

の元となった本です。

簡単に書くと、マネジメントの教科書のようなもので、実際に大学の教科書などに使われているらしいです。

本を読んだ感想ですが

教科書に使われているだけあって、かなり教科書的な書き方をしてあります。

正直、高卒の僕は2度ほど挫折して3度目にしてやっと読破した感じでしたよ。


具体的な内容としては

現代社会において、殆どの人が組織に属し


個人を説明する場合においても【どの組織】に属しているのかという説明をすることが多くなってきている。

現代は正に、あらゆる仕事が組織によって行われている組織社会であり、その組織を管理するのがマネジメント。

そして

組織とは何か・マネジメントとは何か・組織の種類、といった基本的なことから始まり

何をすべきか、何を提供すべきか、ニーズは何処に有るのか、組織のあり方、報酬のあり方、などの経営の事まで幅広く書かれています。

1から順に書いていくと非常に長くなってしまう為、個人的に重要だと感じた事を順不同で買い抵抗と思います。


【我々の事業は何か、何であるべきか】

この本の中で度々出てくる言葉で、企業において最も重要な事です。

このことを瞬時に説明できない企業は企業とは呼べず、今すぐにでも意識改革をする必要があるほど重要な事柄です。

これは、『ビール飲料会社の仕事はビールを売ること』という単純な事ではなく、もっと根本的な事を指しています。

具体的には

スターバックスは、コーヒーを売る事を目的として作られた会社ではありません。

スターバックスは、オフィスでも無く家でも無い、第3の空間を提供する事を目的とした会社です。

売られているコーヒーは場所のレンタル料に過ぎず、スターバックスが行うサービスは全て、レンタルしている空間を居心地の良いものにすることを目的として行われています。


【クレームはマーケティングの恥である】

マーケティング活動というものは、消費者の求めているものを聞いた上で、サービス・物を販売する事です。

企業が物・サービスを提供する際に自分達にとって都合の良い者を売る、または、企業側が良いものと決め付けたものを押し付けるのは真マーケティングとは言えない。


【組織がピラミッド構造になるからといって、報酬もピラミッド構造になる必要は無い】

会社組織は、上に行けば行くほど報酬が上がる傾向にあり、階級の高さが報酬の高さと直結する場合があるが、これは間違いだ。

スポーツで例えるなら、オーナーや監督・コーチの報酬よりも花形選手の報酬ほ方が高いケースが珍しくない。

会社組織においても、その組織で利益を出す上で一番貢献した人が高い報酬を得るべきで、上司というだけで高い報酬を受け取るべきではない。


【社員全体の見ている方向と言語を統一すべきだ】

ある建設会社が、教会の建設依頼を受けたとして、その現場に3人の職人を派遣した。

その3人に、『あなたは、何故その仕事をしているのか?』と質問したら、3通りの答えが返ってきた。

『生活の為です。』

『最高の石を切り出す為にしています。』

『教会を建てるためです。』


この中で、会社と同じ方向を見て同じ言語を話しているのは3番目であり、一番問題なのは、2番目の答えだ。

2番目の答えは、自分が職人として最高の力を発揮する事が仕事だと思っている。

しかし、企業が使っている【仕事】という言葉は、2番目の答えを言った職人がいう【仕事】と同じ言語では無い。

企業は、教会を期限内で一定の予算内で建設する事が仕事だと思っているのに対し、職人側は最高の技術を使う事が仕事だと思っている。

建設が遅れ、この職人に対し、『仕事をしてくれ!』と頼んでも職人は建設を急ぐ事は無く、自分が納得できる最高の作品が出来るまで頑張るだけだ。



書きたい事はまだまだあるが、長くなりそうなので今日はこの辺りで。


  

マネジメント P.F.ドラッカー

前回書ききれなかった事を書こうと思います。

一応書いておきますが、ここで書いている文は僕自身が読んで理解できたものの中で、特に重要だと思うものを書いています。

僕の理解能力が低く、著者が言いたいことを理解し切れていない場合もあります。



【シェアにこだわってはいけない】

その産業の市場規模そのものが拡大しているときは、シェアを確保しているだけで売り上げは伸びるが、市場規模が縮小している状態でシェアを拡大しても将来に対する不安は消えない。

市場規模そのものが伸びるのであればライバルの参戦は歓迎する事であり、シェア拡大の為に排除しようとすべきではない。

ライバルを排除できたとして、産業そのものに活気が無くなった市場規模が小さくなれば、その市場で独占的な立場に立てたとしても、その企業は衰退してしまう。


【組織の目的は成果を上げる事】

組織・企業の目的は利益を追い求めるだけではなく、活動によってもたらされる社会的な貢献を含めて成果とする。

単に利益だけを求めるのではなく、作った製品や行ったサービスを通して、社会に貢献しなければならない。

また、組織が継続的に持続成長する為に、明日の為の人材を育てなければならない。


【業種には、それぞれに見合った規模がある】

町の中の小さな製鉄所はありえない。

また、規模が大きすぎる出版社も問題がある。

業種や産業には、それぞれ成果を出すのに丁度いい規模があり、その規模を知って自社の規模を丁度良い大きさにしなければならない。

大きさが足りないのであれば、新製品を開発したり、同じように規模の大きさで悩む同業他社と合併を考える事が必要となり、規模が大きいのであれば、本来業務以外のものを切り離すことなどが必要となる。

新製品を開発する際には、その商品が【誰でも政策可能】のものなのか、【自社でしか作れないもの】なのかを見極める必要がある。

誰にでも作れる商品を作ったとしても、同業他社にアイデアを奪われて終わってしまう。


【管理職は技術が必要なほかの職と同じだ】

管理職だからといって偉いわけではない。

営業職・製造職・事務職など、それぞれ必要な技術がいる職業と変わらない。

管理職は管理能力という技術が必要な職に過ぎない。

管理職であるマネージャーは、専門職の上司ではなく、逆に専門職がマネージャーの上司になりうる事もある。

上司に必要なのは責任を負う能力と、その能力と同じだけの権限だ。

権限と責任は一対で、権限だけを持って責任を持たない上司は存在しないし、その逆も存在しない。


【階層は少なければ少ないほどいい】

トップマネジメントが組織全体に対して行う発言は、階層1段階ごとに半分に減少して伝わり、逆にノイズは倍になる。

人員過剰によってポストが増える事も良いとは言えず、組織図を見た際に複雑に感じたのならば、直ぐに改革すべきだ。


【イノベーションの重要性】

企業に必要なのは、イヌイットに凍結防止器具として冷蔵庫を売るようなイノベーションである。

自分達が持つ技術を使って何が出来るのか、また既存製品の新たな使用方法を提案するなど

今までの常識を覆し、新たなスタイル、文化を提案する事が企業にとって重要であり、イノベーションを行わない産業はいずれ衰退する。



などなど

ここで紹介した事は、本に書いてある事のほんの一部で、1割にも満たない事です。

また、読む人のレベルによって読み取れる事が違うので、同じ文を読んでも、よりレベルの高い人は多くの事を得る事が出来ると思います。

自分が経験を積み成長したと思ったときに読み直す事で、新たな事が読み取れるかもしれません。



この本を読み終えた後、自分の周りの企業を見渡してみると

殆どの組織が、本の中で理想とされているマネジメントを実行していないことに気がつくはずです。

つまりこの本は、全ての人に読む価値があると言えるのでは無いでしょうか。


  

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スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン



この本は、人々の印象に残り影響を与えるプレゼンテーションをする【スティーブン・ジョブス】氏のプレゼン方法は

決して彼だけが特別な能力を持っていて出来るわけではなく、方法を知って練習する事で誰にでも出来るようになる!

今、効果的なプレゼンが出来ない人は、その方法を学んで練習する事によって、その技術を見につけてみませんか?

という内容の本です。


本の構成は

・効果的なプレゼントはどういうもので、何をすべきか。

・人々の心を掴み、商品や企画をより良く紹介するのに何が必要か。

・具体的な方法を、実際のジョブス氏のプレゼンを基にして分析して紹介する。

といった構成になっています。


具体的な方法は、このブログスペースで全てを詳細に書くのは問題があるので、興味がある人は直接本を買って読んで見ることをお勧めします。


この本は、レビューなどでかなり高評価を得ていたので、興味を持って購入したのですが

内容的には他の良書とされているビジネス書とさほど変わらない内容となっていました。


殆どのビジネス書に書かれていることですが、本当に重要な事は唯一つで

【本当に好きになれる仕事をする】という一言に尽きるのだと思います。

この本にも、同じような内容が出てきます。

その部分だけを要約すると、『本当に感動し、惚れ込んだ商品を情熱を持って紹介すれば、情熱は聞き手に感染して感動を共有できる』

逆の言い方をすれば、大して好きでもなく自分自身が良いとは思えない商品を【効果的なプレゼン】によって売ることは出来ないという事ですね。

惚れ込む商品なり企画なりを見つけた上で

【解りやすく丁寧に】【聞き手を飽きさせない演出をして】【削るところが無いほどにシンプル】という条件を満たす台本を作り繰り返し練習すれば、聞き手に自分の情熱を伝える事が出来る。

考えてみれば当然の事なのですが、実行できている人は少ないのかもしれないですね。



本の感想とは少し離れますが、先日、大阪テレビでジャパネットタカタの高田社長をゲストに呼んで製作した番組を放送していました。

高田社長も、人を説得するのに一番重要なのは

『商品を見て感動する事だ。

 私は心が動けば、その感動を共有したいと思うんです。

 どんな人間でも、仕事に就いて5年ほど経てば仕事にもなれるし、喋るテクニックも見につけることは出来る。

 しかし、テクニックだけでは限界がある。 心が籠もっていなければ、頭打ちになってしまう。

 商品に対する情熱さえあれば、商品の事を知りたいと思うし、商品の素晴らしさを伝えようと勝手に言葉が出てくる。

 だから私は、台本を使わない。』

と仰ってました。


台本を使う使わないという点こそ違いますが、スティーブ・ジョブズも高田社長も考え方は同じなんですよね。


なので、この本を読めばプレゼンや営業が上手くいく!

という本ではなく、自分が情熱を注げる商品なり企画が有るが、人に情熱の伝え方が解らないという人には役に立つと思います。